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【ネタバレ注意!】サザンオールスターズ Live Tour 2015「おいしい葡萄の旅」(3)

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 ここからが今回のライブの佳境。と書きましたが、今思えばサザンのライブもたくさん行ったけどこの種の感動はこれまでなかったのでは?と思わせるほど感動的なパートでした。
 
M25 道
M26 栄光の男
M27 東京VICTORY
M29 エロティカセブン
M30 ボディスペシャルII
M31 マンピーのG☆スポット
 
  前のマニアックコーナーから打って変わってバラードの♪道。この曲「葡萄」の中でも、いやすべてのサザンの曲の中でも異彩を放つ名曲だと思っています。個人的には桑田佳祐の『ジョンの魂』」と呼んでいます。つってもなかなかわからないでしょうが。つまりこれほど赤裸々な桑田佳祐の歌はない、と思っています。斎藤誠アコースティックギターに、ステージ中央に腰掛けた桑田さんのボーカル。ムクちゃんが桑田さんをちょっと慰めてるような仕草。オレンジ色のなんとなく寂しげな照明。ちょっと芝居のような感じで切々と歌い上げます。バックの映像はなく、音と照明だけのシンプルな演出が余計にこの曲の凄みを引き立てます。曲の後半で雷のSEが入るところだけ背景にイナズマの映像が入ります。もう、いっぺんにまたライブの雰囲気を変えてしまいました。
 続いては♪栄光の男。これまた客を一気に引き込む曲です。この曲を演奏するのが大好きだと、桑田さんもどこかで書いていましたが、僕たちもこの曲を聴くのが大好きです。ライブで聴くとすごい一体感というか「桑田さんとつながっている」「桑田さんは俺たちのことをわかってくれてる」という感触を抱くことができます。そういう意味ではサザンでナンバーワンかもしれません。またこの曲はライブのどのパートでも演奏できる、オーディエンスを感動させられる曲として珍しいと言えるかもしれません。
 そしてそして、続いたのは♪東京VICTORY!イントロと中盤のスタジアムコーラス(っていうのか?)は桑田さんの♪Everbodyという呼びかけに合わせて追いかけるパートをみんなで歌います。そしてこのイントロで、腕につけたLEDのリストバンドが一斉に白い光を放ち、オーディエンスは皆その手を高く突き上げます。この1年世界で一番好きな曲だし、今回一番聴きたかった曲なので、もう思う存分リズムに身をゆだねました。サビでは桑田さんもジョギングしながら歌っているので、僕もその場ジョギング。これが楽しい~!ラストの「TOKIO, the world is ONE!
」という歌詞は
「HIROSHIMA, the world is ONE!」に変更されていました。

 ここまで、魂を直接わしづかみにして揺り動かすような曲が続き、例えられない高揚感が身を包みます。この♪道→♪栄光の男→♪東京VICTORYの流れは、新しい勝ちパターンというか、「サザンの魂~Spirit」を見つけたという気がします。

 続いてはアロエ。来た来た!ここからはもう後半の大盛り上がりコーナー!サビのちょっとおかしな振り付けもなかなかうまくできないけど、そういうのも含めてすべて身を委ねるように楽しみました。
 ♪マチルダBabyあたりになるともう身体が勝手に反応してる感じで、楽しくて仕方がない。この曲でおなじみの爆発や炎などの特効もよく効いています。
 ♪エロティカセブンは、このツアーのことを紹介したテレビで放映されていたらしいのでどこかでやると思っていましたが、ここできました。先ほどの流れはサザンの新しい勝ちパターンと書きましたが、このあたりは従来の勝ちパターンで、もう新鮮味はありませんが安心して委ねていられます。
 ♪ボディスペシャルIIは年越しライブでやってましたが、僕がライブで聴くのは2008年の30周年記念&活動休止ライブ(横浜)以来。なんだかあの日と、もっともっと昔の、この曲が出た当時のことを思い出しながらおなじみのリズムを感じていました。「1・2・3!」とか「Oh YEAH!!」というシャウトは「偉大なる予定調和」というか、ズルいと感じるほどにすべてを持っていく勝ちパターンです。
 そして、この流れで♪マンピー~を持ってくるのは反則でしょ!とツッコミたくなる展開(^-^; 個人的には♪みんなのうたか♪シンドバッドあたりを期待していました。でももうこの曲はサザンのライブでの本編ラストの位置を完全に独り占めしてるようです。もうlこのあたりはなんとなく意識も朦朧としてよく覚えていません。今回のマンPヅラってあったっけ?いずれにしてもノリと盛り上がりはこれ以上ない、というくらいでした。
 ♪マンピー~のエンディングとアンコールへの入りはなにかひと芝居あったように思いますが、よく思い出せません(^-^;;

 アンコールでは客席はみんな疲れきったようすでぐったりと座り込んでいます。まあそりゃそうだよなぁ・・・。一度だけ?ウェーブが回ってきましたが、反応できた人もやや少なかったような?途中でダンサーのイクミちゃん(すっかりファンの間では有名になりましたね)と男性ダンサーの芝居があって、再びメンバー登場!

Encore
En.3 約束~みんなのうた
En.4 蛍
 
 アンコール1曲めは♪C調言葉~! これもサプライズというか、この曲をライブでフルで演奏するのはいつぶりかわかりませんが、かなり古いのでは?自分としては90年の「夢で逢いまSHOW」でメドレーで聞いたのはありましたが、それ以前となるともしかして80年くらいか?この曲が一番好きだといった友人もいますが、それもうなずかせる普遍的な魅力を持った曲です。シンプルな照明だけで、背景映像はなし。このあたりは明らかに昔のライブに近い手作り演出を意識したものと思います。
 ピースとハイライトがまだだなぁとは思っていましたが、ここで来るとは!この曲は年越しライブであーだこーだ言われてますが、紅白でこの曲が演奏された時点でサザンを代表する名曲のひとつになったことは間違いありません。「希望の苗を植えていこうよ」という一節は桑田さんが作った歌詞の中でももっとも美しいもののひとつだと思っています。最近になって気づきましたが、ホントは「ピースとホープ」というタイトルにしたかったのではないでしょうか?どちらもタバコの商品名ですが、これじゃ「平和と希望」でベタすぎるので「ホープ」ではなく「ハイライト」という自分が以前吸っていたタバコの名前に変えたのは照れ隠しか?
 このあと「あの日から何度目の夏が来ただろう~?」という♪約束のフレーズを聴いてこのあとの展開を悟りました!「みんなのうた」まで続くことがわかり、自分としてはもう年甲斐もなく狂気乱舞といった様相(^-^;; ♪約束は新しい歌詞とメロディが追加されてより美しく印象的なものになっていました。この曲もいつかレコーディングされるのか?期待したいです。みんなのうたはもう自分としては言葉はありません。88年の夏に愛媛の野外ライブで初めて生で聴いて以来、サザンの曲の中で一番好きな曲のひとつです。サビで片手を左右に大きく振るあのノリを今回も桑田さんや会場全体で一緒にできて本当に幸せでした。これほど楽しい経験はほとんど稀有なことです。
 そしていよいよラストソング。今回は♪蛍しかないと思っていたのでここは至極当然のように落ち着いて聴き入りました。茅ヶ崎を思い出しながら。LEDのリストバンドの演出は茅ヶ崎で初めて体験し、あの時の一瞬にして会場全体に緑の蛍の光が散りばめられたみたいな光景が忘れられません。名曲。平和の祈りを。

 全ての曲が終わり、メンバー、サポートメンバー、ダンサーの紹介が終わり、2013年の復活ライブで始まったエンディングのミュージカルの演出がありました。もう自分としては放心状態で何がなんだか・・・
 最後にビッグサプライズ!何と桑田さんが「会場全体で記念撮影!」とか言い出しました。ステージ奥の方からステージ上のメンバー、そして客席全体を含む広角レンズでパシャパシャパシャ!フェイスブックツイッターでどんどん拡散を、という演出&凄いプロモーション。
 そして会場に名残を惜しむように最後までステージで客席に手を振り続けながら桑田さんが退場してライブが終わりました。夢の時間から現(うつつ)に戻る瞬間。終わってみれば36曲。3時間30分~40分というこれまでで最長かも(?)というボリュームのライブでした。でも冗長な感じは全くなく、何と濃密な時間であったことか!でも周りを見てると、ファンの方の体力的にこれが限界か(^-^;??

 最近のサザンのライブではいつも生きる活力をもらいます。特に今回「元気をもらった」というような表現では物足りない、「これから生きていく魂をもらった」とでも言いたいくらいのライブでした。どのパートだったか、スクリーンに映し出された「このおいしい葡萄の旅がみんなにとってはっぴいえんどでありますように」みたいなメッセージが心に染み入ります。

 このライブのことを思い出すたびに、心に染み渡るような感動とポジティブにキリッとした気持ちが湧いてきます。いつまでもこの気持ちを忘れずにいられますように。
 
 最後にセットリストのまとめ~どこかのサイトから持ってきたものではありません。すべて僕の記憶に刻んだものです。

M01 Tarako
M02 ミス・ブランニュー・デイ
M03 ロックンロール・スーパーマン
M04 青春番外地
M05 イヤなことだらけの世の中で
M06 バラ色の人生
M07 Missing Persons
M08 平和の鐘が鳴る
M09 彼氏になりたくて
M10 はっぴいえんど
M11 黄昏のビギン~天井桟敷の怪人
M12 ワイングラスに消えた恋
MC メンバー紹介
M13 よどみ萎え枯れて舞え
M14 顔
M15 Happy Birthday
M16 死体置き場でロマンスを
M17 Computer Children
M19 あなただけを~Summer Heartbreak
MC
M21 おいしいね傑作物語
M22 Soul Bomber~21世紀の精神爆破魔
M23 (The Return of)01 Messenger~電子狂の詩
M24 ブリブリボーダーライン
M25 道
M26 栄光の男
M27 東京VICTORY
M29 エロティカセブン
M30 ボディスペシャルII
M31 マンピーのG☆スポット
Encore
En.3 約束~みんなのうた
En.4 蛍