流れる雲を追いかけて

04. 流れる雲を追いかけて

昭和の、たぶん30年代くらいの歌謡曲をイメージして創られた曲。こういう、歌謡曲テイストの曲は原坊の出番。ということで、「私はピアノ」(タイニイバブルス)以来の原坊リードボーカル。原坊もソロアルバム「はらゆうこが語るひととき」を経てボーカリストとしても成長著しく、素晴らしい歌を聴かせている。

歌詞はいわゆる中国残留孤児のことを歌っていてちょっとヘビーな内容だけど、原坊のボーカルでうまく中和されて、まじめになりすぎずに聴かせている。

それにしても、メロディ、歌詞、アレンジどれも桑田さんのチャレンジ姿勢が伝わってくる佳曲だと思う。