旅姿六人衆/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

13. 旅姿六人衆

シンセサイザーなどを多用し、当時の最新の音楽シーンを追い求めたようなこのアルバムの中で、最後のこの曲だけはライブ感たっぷりの、おそらくはスタジオでの一発どりではないかと推測させる生々しい演奏になっている。それだけにラストナンバーのインパクトは強く、アルバムの中で、異彩を放っている。

ピアノのイントロ、野太いボーカル、力強いギターソロ、これぞロックバンドが奏でる正統派ロッカバラードの王道!といった感じの曲。アレンジや録音もライブなら、歌詞もライブツアーのことを歌っていて、ファンとしては胸が締め付けられる思いがする。

ラストの♪ラララ―というコーラスは明らかに「Hey, Jude」のコーラスを意識しているのだろう。これがまた盛り上がる盛り上がる!

ライブでは、なぜかこのアルバム発売当時の「私は騙された」ツアーでの演奏は実はあまり覚えていないのだけれど、20周年の「渚園」ライブでの演奏(実際には参加していなくてDVDで観たのだけれど)が目に焼き付いている。間奏で「20周年おめでとう」とかなんとかの文字がスクリーンに映されるのだけれど、桑田さんは知らされていなかったのか?えらく感動していた。

♪お前が目の前にいるならいい

♪素敵な今宵を分けあえりゃ

♪また会えるまではこの時を忘れないでいて

なんて、素晴らしい歌詞だ~。