JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)

アルバムのオープニングチューンはそれまでのサザンにはない、いや他のどこにもないようなインパクトを放つ曲。タイトルとは裏腹にレゲエのリズムではない。

極端にシンプルなアレンジ。文語調の歌詞。専門的なことはわからないけど変わった音階のメロディ。よくこんな曲思いついたね、と言いたいほど聴きどころいっぱいの曲。

音数の少ないアレンジは、当時全盛期を迎えていたイギリスのバンドThe Policeの影響と思われる。中でも間奏のサックスソロとベースラインが印象的。また演劇風のセリフが入ったりと、和、洋、新、旧、色んな文化をごちゃ混ぜにして新しいモノを生み出そうとしているように思える。とにかく独特で異彩を放つ曲。

ライブでは、84年「やっぱりアイツはクロだった!」ツアーでは本編ラスト、「ミスブランニューデイ」の次という大事なところで演奏された。また99年「セオーノ・ルーハ・ナ・キテス〜素敵な春の逢瀬」てはオープニングで演奏され度肝を抜かれた。