BROWN CHERRY/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

13. BROWN CHERRY

黒っぽいフィーリングたっぷりのロックナンバー。大学時代、この曲を聴いた友人は「第2のビッグスターブルースや!」と言った。

ローリングストーンズあたりを意識してるのだろうか?

歌詞も冒険的で、英語のような音感に日本語を乗せて意味をつけて行くという難しい事に挑戦。例えば、”I’ve got a love song ”が「愛撫我多裸婦 その〜」なんて。

昔から桑田さんは日本語を英語のような発音で歌うと言われてはいたけど、この曲では英語としてもそれなりに意味が通ってるからすごい。

また後年90年代や2000年代になって、「マイフェラレディ」とか「パリの痴話喧嘩」とか、スペイン語とかフランス語みたいな語感で歌ってるけど実は日本語だったという、これは桑田佳祐しかできないでしょうっていう名曲にもつながる、桑田さんの特技かもしれない。