悲しみはメリーゴーランド/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

20. 悲しみはメリーゴーランド

もの悲しいフォークソング。こんな感じの曲もこれまでにはなかった。このアルバムではとにかくやりたいことをやり切ってみよう、自分たちの可能性に挑戦してみよう、という姿勢が感じられる。

歌詞も抽象的でテーマを明確に表現していないが、どうやら戦争のことを歌っているのか?ボブディランとは曲調は全然違うけど、もしかすると結構意識してるのかも?

桑田さんのボーカルがサビのあたりなど伸びやかで素晴らしく、個人的には大好きな曲。この後約3年近い活動休止に入るサザンの、アルバム最後の曲で、アルバム全体を聴き終わるとなんとなく寂莫とした後味が残る・・・・

ライブでは、よく覚えているのが、1994年の桑田さんソロライブで、アレンジを変えて、ハードなギターをフィーチャーしたロック調のアレンジで演奏されたこと。のちの「東京」あたりにちょっとだけ通じるような暗さ、寂しさが表現されていた。

当時は桑田さんソロライブで、サザンの曲を結構やってたんだなぁ。