真夜中のダンディー/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

真夜中のダンディー

1993.10.06 ソロ3枚目のシングル

93年夏に「エロティカセブン」「素敵なバーディ」という2枚のシングルを同時にリリースしたあと、秋には唐突に(そんな印象だった)このソロシングルが発売された。しかもこのギターのイントロ!なんだこれは!?これはディランか?ストーンズか?スプリングスティーンか?サザンのテイストとは全く(しかも以前のソロとも全く違う)違う硬派なロックに、こういうのが好きな自分は歓喜した。

37歳。もう若いとは言えない年代になった桑田佳祐の心のブルースなのか?同じように歳を重ねていく我々ファンにとっても分かち合える「痛み」「重み」みたいなものを歌っている。桑田さんのソロ曲はサザンの曲に比べて内省的な内容が多いと感じているが、その代表とも言えるような曲。

以後桑田さんのソロ代表曲となっている。もっとも重要な曲の一つかも。