JOURNEY/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

13. JOURNEY

このアルバムの制作直前に桑田さんはお母さまを亡くしている。この曲は亡くなったお母さまを歌っていて、このアルバムはこの曲から制作が始まったのだそうな。

他の曲とは確かにテイストがちょっと違っていて、他の曲のように「ひねくれていない」(表現が悪くてごめんなさい)。桑田さんのバラードの中でも屈指の美しさを持つ名曲。

1番では「別れ」「旅立ち」を歌い、2番では「芽生え」「生命」について歌う。このように1番と2番を対比させるようなストーリーにする歌詞の構成はこれ以後よく見られるようになる。

個人的には♪寂しくて口ずさむ歌がある 名も知らぬ歌だけど希望に胸が鳴る というフレーズに泣きそうなほど胸を打たれる。寂しい時辛い時に寄り添ってくれる音楽のチカラ、毎日の中でのちょっとした希望みたいなものを信じさせてくれる。

2016年の年末ソロライブ「ヨシ子さんへの手紙」@横浜アリーナで超久しぶり(おそらくは94年以来22年ぶり?)に演奏されて超感動した~。