胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. 胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ

ジョージハリスンへの愛ですよこれは。」と桑田さんは当時のインタビューで語った。いかにもロックでございますというギターのイントロはバンドサウンドへの回帰を宣言している。当時この曲はキャディラックのCMに使われていたが、ダイナミックでトラディショナルなアメ車のイメージにはぴったりか。

間奏のスライドギターは桑田さん。2003年の25周年記念ライブ「流石(SASが)だ!真夏ツアー」。自分はDVDで観ただけだけど、大森隆志さんが脱退して最初のライブのオープニングがこの曲。スライドギターを弾きまくる桑田さんに、「サザンのギタリストは俺だ!」と宣言しているようにも見えた。

自分が生で聴いたのは99年の「セオーノ・ルーハ・ナ・キテス~素敵な春の逢瀬」ツアー。このツアーはなぜかアルバム「YOUNG LOVE」の曲が多かった。