BLUE HEAVEN/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

BLUE HEAVEN

1997.11.07 40枚目のシングル

エリッククラプトンを彷彿させるアコースティックなスライドギターがシブすぎる名曲。これは想像だけど、クラプトンの“Tears In Heaven”を意識しているのではないかという気がする。

よくこの曲作ってくれました!と感謝したくなるほど大好きな曲。

美しいメロディに透明感のあるアレンジ。ほどよくレイドバックしたサウンド。成熟したサザンがここにいる。そしてちょっと土臭いスライドギターが全編にわたって冴えまくる。このギターはおそらく桑田さんの演奏だろうが、勝手なイメージでは熱く歌う桑田さんのバックでクラプトンが無表情でスライドギターを弾きまくり、ビーチボーイズがコーラスをつけている感じ。あまり注目される曲ではないが押しも押されぬ名曲だと思う。

ジャケットのアートワークはめずらしくメンバーが写っているが、夜明けの光(?)の前に立つメンバーに成熟を感じる。

ライブでは、大きなライブツアーで演奏されることはなく、年越しライブなどちょっとマニアックなセットリストの時に選ばれる。桑田さんも好きな曲なのではないか?最近では2014年の年越し「ひつじだよ!全員集合」。