質量とエネルギーの等価性/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

12. 質量とエネルギーの等価性

ハードロックにヒップホップを掛け合わせたような挑戦的な曲。

ハードロックはサザンの前作「さくら」でも積極的に取り組んでいるが、トラディショナルなそれというよりは「さくら」ではレディオヘッドあたりの影響を受けてデジタルを取り入れた新しいスタイルに挑戦。このアルバムのこの曲でもヒップホップという新しいものを融合させてみようという挑戦。また歌詞は難解で、特に物理が苦手な自分にはなんのことかよくわからない。

このアルバムでは「ROCK AND ROLL HERO」という旗印のもと、いろんなロックに挑戦しているが、この曲はそんな中でももっとも実験的な曲かもしれない。

2002年のライブ「けいすけさん~」では本編一番最後で演奏され、特効なども使って思い切り盛り上げていた。