My Foreplay Music/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

2. My Foreplay Music

これほどインパクトの強いイントロが他にどれだけあるだろうか!?力強いピアノの連打!カッコいいギターのリフ!このギターのリフは誰が考えたのか?大森隆志?ならば大森さんは残念ながら後年サザン脱退となるがこれだけで多大な貢献をしたと言えるのでは?

この曲だけは「●●●の影響~」とかなかなか思い浮かばないけれど、イントロのピアノの連打だけは80年のビリージョエル「All For Leyna」なのかな~ってちょっと考えたりする。

歌詞はエロいというよりセクシーなカッコよさがある。また♪髪にtouch ♪背にscratch、 ♪scotch ♪very much、♪little girl ♪color shirt、♪lonely night ♪honey pie と見事に韻を踏んでいて、さらにいわゆる「促音(つまる音)」 を多用することで、一音ずつ区切るようなビート感をさらに加速させている。そして極めつけは♪Shit! というブレイク!とにかくカッコいい!

86年ごろだったか、テレビドラマの「ふぞろいの林檎達」でも多用されて、印象的なシーンを盛り上げていた。

当時のライブでは、後半の盛り上がりの最初、しんみりとしたバラードの後とかに持ってくることが多く、いっぺんに会場の雰囲気を変えるほどのパワーを発揮していた。今でも覚えているのが、81年初めて自分がサザンのライブに行った「そちらにおうかがいしてもよろしいでしょうか」ツアーで、「Foreplay」「ラッパとおじさん」「Big Star Blues」の3連発で異次元の盛り上がりを体験したこと。こんな世界があるのか!とはまり込むきっかけになった。

今でも時々ライブで演奏されていて、クールに盛り上げる意図か2曲目に持ってくることが多い。2005年「みんなが好きです」ツアー。2013年復活ツアー「灼熱のマンピー」。

大好きな曲なので、これからも何度もライブで聴かせてほしい!