Trying To Live My Life Without You/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

1. Trying To Live My Life Without You

原曲はOtis Clayの72年の作品。これはゴキゲンなソウル・ナンバー。というのは当時調べたらすぐわかったけど、もっと後になって、ボブ・シーガー&シルバーブレットバンドの80年か81年のシングルヒット「暴走マイライフ」(なんか滅茶苦茶な邦題・・・)が、ほとんどそのままのアレンジでリリースされていたのを知った。

イントロで“Is it funky tonight?”とシャウトするところもそっくりで、このあたりはよくアマチュアバンドが好きな曲をコピーしたがるノリそのままで、すでにこの時期押しも押されぬロックスターとなっていた桑田さんが・・・と考えると笑える。

でもコピーにしては素晴らしい出来で、このアルバムの中でも出色ではないだろうか?

ちなみに原曲の作者のオーティスクレイは83年に来日した際、「いとしのエリー」を取り上げて、これがレコード化されたそうだ。