07. NEVER FALL IN LOVE AGAIN
桑田さんにはちょっと珍しい、暗い歌詞のバラード。
桑田さんが作るラブソングの歌詞は、相手を想う切ない気持ちをそのままに歌ったものが多い、と自分は思っていて、それが叶わぬ想いであっても相手に対する恨みのようなネガティブな感情が表に出ることはほとんどない。それが多くの人の共感を呼ぶ要因ではないかと感じるのだけど、それからするとこの曲はなんか歌詞がネガティブで異色といえば異色。
それにサザンといえば当時はやっぱり夏のイメージだったけど、この曲は「やけに9月の風が…」といきなり秋をイメージさせてその辺も違和感。
とこの曲にはネガティブなことばかり書いてしまうけど、2013年の「灼熱のマンピー」(復活ライブ)では中盤のアコースティックコーナーで演奏されて、とてもリラックスしていい感じだった。
また83年当時の「私は騙された」ツアーでは、この曲の紹介では、「ジョンレノンに捧げたい」みたいなことを話していたように思う。