MICO/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

09. MICO

昭和40年代に活躍した歌手・弘田三枝子さんを歌った曲。「Japanese Diana Ross」だそうな。なんで弘田三枝子?って思うけど、当時から桑田さんは子供の頃に聴いた昭和歌謡には大きな影響を受けたと話していたので、ふーんなるほどね。と納得。こうしたリスペクトする歌手たちのことを歌った曲というのはこれからいくつも登場することになる。

曲調は歌謡曲っぽいが、アレンジは必ずしもそうではなく、今でいうハイブリッドというか、ソリッドなギターのカッティングが入っていたり、ドラムスは当時流行っていた「シモンズ」のシンセドラムだったり、当時先端のニューウェーブっぽい。結構な苦心作ではないかと推測する。間奏のリズムとかも楽しくて、大好きな1曲。

確かこの曲には弘田三枝子さんご本人が出したアンサーソングがあると聞いたことがある。実際に聴いたことはないけど。