東京シャッフル/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

東京シャッフル

19枚目のシングル 1983.11.05

アルバム「綺麗」ではニューウェーブ路線に挑戦したかと思えば、その4か月後のこのシングルではレトロな昭和歌謡に挑戦。まあ当時もまだ昭和だったけど。

いろんな音楽スタイルに挑戦するのは、節操がないからではなくて、それらをすべて飲み込んで自分だけのスタイルを築こうとしているから。だから時々ジャンル分けできないようなとんでもない名曲が生まれる。

この曲でも、レトロな昭和歌謡と言いながら、例のシモンズというシンセドラムを使ったり、間奏のコーラスにもエフェクトかけてみたり、歌謡曲ニューウェーブを融合させようみたいな試みも感じられる。

この曲はライブでは「匂艶The Night Club」とつないでメドレーみたいに演奏され、そのつなぎがたまらなく良かったので、後でカセットテープでそれを再現しようと一生懸命何十回も編集を試みたがうまくいかなかった記憶がある。カセットテープでそんなのできるわけないよね。