Computer Children /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. Computer Children 

1曲目から度肝を抜かれる。「マチルダ」や「ミスブランニューデイ」の流れをくむコンピュータサウンドだけど、完全に一皮剥けた感。このアルバムの一番象徴的な曲か。

テクノロジーを駆使した音作り、1曲目なのにメチャ長い超大作。ポップ感なし。完全に(自分を含めて)従来の「明るくポップなサザン」を期待した人に挑戦している。

歌詞もコンピューターゲームに熱中する子ども達、というかそんな風になってしまった社会を風刺している。こういう社会派サザンの顔もこのあたりから本格化していく。

正直なところ、個人的にはそれほど好きな曲ではない。でもサザンの長い歴史の中では重要な曲だと思う。

ライブでも、時々演奏されて、いつもそのライブでの大きなポイントとなるパートでやっている。最近では2015年「おいしい葡萄の旅」。また他にも1998年「渚園」など。