死体置き場でロマンスを/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

05. 死体置き場でロマンスを

ファンキーなビートが弾む軽快なロックナンバー。

何度も書くけど、このアルバム最初の3曲はどうも乗ろうにも乗りきれず、ちょっとフラストレーション。4曲目でホッとするバラードが来て、ここで痛快なロックナンバーは気持ちいい。このストレートなノリの良さはこのアルバムの中でも1番ではないか。

歌詞の面では「マチルダBABY」「メリケン情緒は涙のカラー」に続くサスペンススリラー的なストーリー。「メリケン情緒」では横浜が舞台だったが、今回は香港となっている。ただし、自分を追っていたのは浮気の現場をキャッチした妻だった、というオチがついている。

ライブで演奏されることはそれほど多くないと感じるが、2014年の年末年越しライブと、翌2015年には「おいしい葡萄の旅」ツアーで久しぶりに演奏されて、我々古いファンを楽しませてくれた。