03. 路傍の家にて
これまたテンポのいい軽妙なポップソング。これもそれほど注目を集める曲ではないが、メロディへ歌詞を載せる方法に工夫が見られ、桑田さんでないとできないんじゃないかと感じさせる曲。曲の軽快さにうまくリンクするように日本語の歌詞が乗っかっていて、聴いていても口ずさんでみてもメチャ気持ちいい。
歌詞はちょっと政治的なテーマを取り上げている。「ヌードマン」という曲がちょっとそんな感じだったけど、こちらはもう少し本格的で、社会派桑田佳祐の顔がだんだんとはっきり見えるようになってきている。
アルバム全体としても、最初のこの3曲で完全にリスナーの心をつかめる構成になっていると思う。