ナチカサヌ恋歌/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

06. ナチカサヌ恋歌

サザン初の沖縄音楽。「ナチカサヌ」とは沖縄言葉で「悲しい」という意味だそう。

沖縄音楽は虚飾のない素朴な三線の音色と歌声が魅力だが、その味わいはこの曲にもよく表れている。

また原坊のボーカルは温かみがあって、さすがに沖縄音楽の少々複雑な節回しには対応できていないものの、この曲の良さは原坊のボーカルによるところが大きい。

沖縄音楽もこののち「平和の琉歌」や「神の島遥か国」(こちらは石垣島を歌ったもので音楽スタイルは必ずしも沖縄音楽ではないが)と続いていく。