白い恋人達/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

白い恋人達

2001.10.24

ソロ7枚目のシングル

2001年という年は、夏に「波乗りジョニー」冬に「白い恋人達」と桑田さんのソロ活動を代表する2曲の名曲が誕生した記念すべき年となった。サザンの曲を含めても、「エリー」「真夏の果実」「TSUNAMI」と並ぶ超名曲。個人的にはこれらの中でも一番好きかもしれない。

特にクリスマスを直接的に歌った曲ではないが、それを感じさせる描写もあり、クリスマスを含めたウインターシーズンを代表する曲にもなっている。この年はクリスマスに札幌限定でライブを開催したが、そのことを想定して作られている部分もある。ソロ名義のシングルとしては最大の売り上げ枚数を誇る。

またこの曲のイメージ形成には、ミュージックビデオの効果も大きい。恋人や子供が、辛い毎日の中で真っ白い雪に希望を込める、またそんなパワーを持つ歌を桑田さんが奏でる、という構成になっていて忘れることのできない映像となっている。

間奏のギターから一旦静かなコーラスに転じ最後のサビのダイナミックな展開、そして桑田さんのシャウト。この盛り上がりはこの曲でしか体験できない。ライブでも欠かせない曲となっている。

ライブでは何度も聴いているが、個人的には札幌ライブのチケットを入手していながら、結局行くことができなったことが痛恨の極み。