2004.07.21 49枚目のシングル
ゴキゲンなポップソング!アテネオリンピックのトヨタ自動車の応援ソングとしてテレビで大量にオンエアされた。オリンピックやアスリートをイメージして創られたのは明らかで、「走りくる影は明日への追い風」とかもろにスポーツを感じさせる歌詞もある。
ここで桑田さんが歌う対象は直接的にはオリンピックに出場するアスリート達だと思うが、この歌に込められている思いはそれだけでなくリスナー全体に向けたものだろう。2番の冒頭の歌詞「夜空の花火はもう消えた 祭りは燃え尽きた だから生まれ変わらないと 歩いて行かないと 太陽が照らす道を」あたりには当時ずいぶん元気づけられた記憶がある。こんなふうに誰かをストレートに応援する曲というのはそれまであまりなかったように思うが、近年ではそんな曲が凄く増えてきていて(世の中がそれを必要としてるというのもあるが)、最近では桑田さんのひとつの重要な魅力になっている。
曲はゴキゲンだし歌詞には勇気づけられるし、名曲だと思うのだけれど、桑田さん自身はこの曲が嫌いみたいで、ラジオ番組「やさしい夜遊び」の中で度々そういう発言を聞いた。なんでかな?