悲しきプロボウラー

2020.02.12

桑田佳祐&ザ・ピンボーイズ名義での昨年に続いて2作目のシングル。

ちょっとノスタルジックなサウンドで、60年代を彷彿させる軽快で良質なポップチューン。ビーチボーイズみたいなコーラス。“Da doo ronron”というフレーズ。これカーペンターズとかが歌ってたなと思ってちょっと調べたら、クリスタルズという女性グループが62年に発表した曲らしく、プロデュースはあのフィル・スペクターだそうな。この曲「悲しきプロボウラー」のアレンジにもウォールオブサウンドっぽい感じがある。そんなこんなで昔懐かしい洋楽へのオマージュが感じられてとても良い仕上がり。

歌詞もプロボウラーの世界を描きつつ人生普遍の悲哀や切なさも感じられて共感できる。

ただ一つ悩んだのはラストの“round and round and round...”というフレーズ。これ聴いたことあるけどビートルズだったかな?ビーチボーイズだったかな?と悩んだ挙句、詳しい人に訊いてビートルズの“DEAR PRUDENS”だと知るまでにはかなり時間がかかった〜♫