祭りのあと/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

祭りのあと

1994.10.31 ソロ5枚目のシングル

この前月にアルバム「孤独の太陽」が発売され、10月にはソロでは初の全国ツアー。わが町にも来てくれた。そのライブの時点ではこの曲は確かまだ発売されていなかったが、会場ロビーとかでかかっていたのを覚えている。

孤独の太陽」を引き継いだバンドサウンドだが、アルバムの曲にはないストレートなせつなさみたいなものがあふれていて、胸を締めつけられるようだ。「情けない男でごめんよ」で始まる歌詞にどうも親近感を覚えるのは自分だけではないだろう。

「秋風のshadow」「終わらない夏」。年齢とともに移り行く人生に重ねてしまう、深い深い曲。

ライブでも定番となっていて、2002年のソロツアー「けいすけさんいろいろと大変ねぇ」から2017年「がらくた」ツアーまで、ソロライブではほぼアンコールのラストと演奏順まで固定されている。※時にそのあとに「明日晴れるかな」や「希望の轍」を歌うことがあるが。数ある桑田さん~サザンの曲の中でもこんな曲は他に1曲もないので、桑田さんの中でも確かな存在感のある曲なのだろう。