【ネタばれ注意!】Jackson Browne Japan Tour 2023 at JMS Aster Plaza, Hiroshima, 22 Mar.

Set 1:
1. Before the Deluge
2. I'm Alive
3. Never Stop
4. The Crow on the Cradle (Sydney Carter cover)
5. The Barricades of Heaven
6. Fountain of Sorrow
7. Rock Me on the Water
8. Downhill From Everywhere
9. Call It a Loan
10. Linda Paloma
11. Here Come Those Tears Again
Set 2:
12. Until Justice Is Real
13. The Dreamer
14. The Long Way Around
15. Sky Blue and Black
16. Your Bright Baby Blues
17. A Little Soon to Say
18. Doctor My Eyes
19. Late for the Sky
20. The Pretender
21. Running on Empty
Encore:
1. The Load-Out
2. Stay(Maurice Williams & the Zodiacs cover)
3. Take It Easy(Eagles cover)
4. Our Lady of the Well

 

会場の「JMSアステールプラザ」はキャパ1,200名のこじんまりとした会場だけど、ステージと客席の関係が近くて、音もよくて、音楽をゆったりと楽しめる環境。客層はかなり年齢層高く、やはり50代後半~60代がメインか。

全25曲。#4の”The Crow on the Cradle”は広島だけの選曲。

ジャクソンブラウンは初めてだし、正直去年くらいまでは”Running on empty”とあと数曲しか知らなかったけど、山下達郎がこれまでで一番良かったライブとして挙げていたので、昨年末に来日のニュースを聞いて迷わずチケットをゲット。それから予習しまくって臨んだ。

その過程で聴いた何枚かのライブアルバムの雰囲気がとても良くて、ファンからのリクエストに応える様子とか、リラックスしたファンとの関係性に共感を抱いていた。

この日も、派手な演出とかは一切ないけど、バンドメンバーの堅実で印象的な仕事ぶりも含めて、1曲1曲がとても深く心に残る演奏だった。

1. Before the Deluge

古い曲だが人気のある曲でほとんどのライブで演奏される。いきなり「ああ、ジャクソン・ブラウンだ」という感じ。またバックのバイオリンやペダルスティールが最高。いきなり心をつかまれた。

2. I'm Alive

比較的最近の曲。軽快で会場をリラックスさせるには十分。

3. Never Stop

これも明るくて軽快な曲。もうすっかり会場の空気は曲に集中。

4. The Crow on the Cradle (Sydney Carter cover)

核について歌った曲らしく、そんなMCを挟んで歌った。「ヒロシマは自分にとって大切な町だ」とも。

5. The Barricades of Heaven

個人的に大好きな曲で、これもライブでは必ず歌われる。

6. Fountain of Sorrow

これも初期の曲ながらイントロの迫力が印象的で素晴らしかった。ライブで聴いて大好きになった1曲。

7. Rock Me on the Water

前半のハイライトといってもいいほど。厚みのある演奏が素晴らしかった。

8. Downhill From Everywhere

一転して最新アルバムの曲。ソリッドな印象。

9. Call It a Loan

きれいなメロディーをもつ曲でリラックスできる。

10. Linda Paloma

歌姫のことを歌った曲らしいが、ラテンの陽気なリズムが楽しい曲。

11. Here Come Those Tears Again

美しいメロディ。ノリもよくてめっちゃ盛り上がる。ここで15分の休憩。

Set 2:

12. Until Justice Is Real

女性コーラス2名がステージ前方へ出て歌う。これも最新アルバムの曲。

13. The Dreamer

これも最新アルバムから。ジャクソンの得意なラテン系の曲。

14. The Long Way Around

これは正直わからなくて、あとから探したけど、名曲。

15. Sky Blue and Black

個人的に一番好きな曲。これが聴きたくて来たといってもいいくらい。リクエストをしようと思ったけど、大声を出すのをためらっていたら、この曲が始まったのでめちゃうれしかった。静かな曲だけど、ホールいっぱいにジャクソンの歌声が響き渡るのが最高。この曲から会場の雰囲気が変わったような気がする。

16. Your Bright Baby Blues

この曲もわからなかった。勉強不足。

17. A Little Soon to Say

最新アルバムの中の人気曲。この日のライブでは3曲目のあとくらいに客席からのリクエストがあった。

18. Doctor My Eyes

ここからは明らかにわかるくらいの後半の盛り上がりへ。

19. Late for the Sky

これはみんなが待っていた名曲。しんみりと聞き入っていたけど、心に深い感動が残る。

20. The Pretender

これはレコードで聴いてもいいけど、ライブで聴くとまたいっそう素晴らしい。曲の終わりに会場全体がスタンディングオベーション。そして総立ちのまま次の曲へ。

21. Running on Empty

会場全体がノリノリに。ジャクソン・ブラウンのライブでこんなになるんだ!とびっくりしたほどの盛り上がり。

Encore:
1. The Load-Out
2. Stay(Maurice Williams & the Zodiacs cover)

アンコールは最初ジャクソン本人だけが登場して、ピアノで歌い始め、途中からバンドメンバーが参加してくる。観客のことを歌うフレーズもあるけどそこでは自然と会場から拍手が。そしてメドレーでStayへという流れはレコードと同じ。ただし、レコードよりも少しStay!というフレーズが強めに歌われて、これはオリジナル(Zodiaks)に寄せたものか?いずれにしてもこのメドレーが聴けて感激。

3. Take It Easy(Eagles cover)
4. Our Lady of the Well

この2曲もメドレー的に続けて演奏された。これが最後に来るとは思わなかったので感動。 Take It Easyの前に、「Glen Freyのために歌おう」と言っていた。

始まったのは6:35ごろで終わったのは9:20ごろ。3時間近い25曲のステージ。しかも1曲1曲本当に忘れられない深い印象を残してくれた。