2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

いつか何処かで〜I Feel The Echo /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

いつか何処かで〜I Feel The Echo 1988.03.16 桑田佳祐32歳 桑田佳祐ソロ2枚目のシングル 一生の不覚というか、自分は発表当時この曲の魅力を充分理解していなかった。いや、まあ好きな曲ではあったけど、どこか淡々と進んでいくこの曲に、イマイチ盛り上が…

She’s A Big Teaser /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

She’s A Big Teaser ☆シングル「悲しい気持ち」B面 なんと、あのダリルホール&ジョンオーツがコーラスで参加!という超・貴重音源!ロサンゼルス録音だったかな? またこれは、当時コカコーラの広告・販促キャンペーンの一環だった。 当時ホール&オーツと…

悲しい気持ち〜Just A Man In Love 〜/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

悲しい気持ち〜Just A Man In Love 〜 1987.10.05 桑田佳祐31歳 記念すべき、桑田佳祐ソロ名義での最初のシングルは、これぞ日本の至宝、ポップの魂桑田佳祐の直球ど真ん中勝負。これをポップと呼ばずしてなんと呼ぶ?というほどの王道。 悲しい気持ちという…

HEY, JUDE/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

HEY, JUDE 説明の必要もないビートルズの名曲。 これをラストナンバーに持ってくるって… ディープパープルに始まりビートルズで終わるという「日本のロックバンド」のライブにはちょっと矛盾を感じなくもないが、桑田佳祐の歌う「ヘイジュード」は貴重だし、…

BE MY BABY /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

BE MY BABY 1963年のロネッツの大ヒット曲。これも超有名な曲でカバー曲も多いけど、その中でもちょっと異色だろう。ギターの効いたアレンジで、ポップではあるけれど原曲のようなウォールオブサウンドという感じではない。また硬派なKUWATA BANDのレパート…

Blowin’ In The Wind (風に吹かれて)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

11. Blowin’ In The Wind (風に吹かれて) 3曲続けてボブディランの作品。しかも代表作ばかり。 この曲は特にカバーも多くて有名だと思う。桑田さんもこのバージョンだけでなく、ラジオの生歌なんかでも取り上げている。 しかしここでは、これまた原型をと…

LIKE A ROLLING STONE/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

10. LIKE A ROLLING STONE これもボブディランの名曲。65年リリース作品でディラン最大のヒットソング。60年代のロックを象徴する名曲と言われる。ここのパートはボブディランコーナーみたいになっている。 KUWATA BANDバージョンはディランのカバーとしては…

KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR(天国への扉)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

09. KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR(天国への扉) オリジナルはボブディラン。それをエリッククラプトンがカバーしたことで有名な曲。クラプトンのライブでは今でも時に演奏される。桑田さんは以前ラジオ番組で「僕の尊敬する人がカバーしていた曲です」みたい…

HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN(雨を見たかい?)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

HAVE YOU EVER SEEN THE RAIN(雨を見たかい?) ※シングル“ONE DAY”B面 CREEDENCE CLEARWATER REVIVALの1971年のヒット曲のカバー。サザン/桑田さんソロ系をつうじて、洋楽のカバーをスタジオ録音の公式音源として残しているのはこの曲だけ。 ほぼオリジナ…

One Day/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

One Day by KUWATA BAND 1986.11.05 ※順番を間違えたので“ROCK CONCERT”の途中ですが先にこちらを。 KUWATA BAND 4枚目のシングル。ここまでにはなかった本格的なバラード。 初めてイントロを聴いた時には「あー、ジョンだ♪」と思った。「ジョンの魂」や「イ…

SMOKE ON THE WATER/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. SMOKE ON THE WATER このアルバムは、“NIPPON NO ROCK BAND”やシングルと共通する曲が多いので、このアルバムだけに収録されている曲をご紹介。 この1曲目は言わずと知れたディープ・パープルの代表曲。70年代ロックの定番。ロックファンなら誰もが知っ…

ROCK CONCERT/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

ROCK CONCERT by KUWATA BAND 1986.12.05 1年間限定のKUWATA BANDはこの年春からシングル、アルバムを連発し、すぐさま全国ツアーを実施。その凄まじい活動の集大成ともいえるライブを完全収録したライブアルバム。考えてみれば、サザンや桑田さんソロではこ…

I’m A Man(アイムアマン・フロム・ザ・プラネット・アース)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

12. I’m A Man(アイムアマン・フロム・ザ・プラネット・アース) アルバムの最後を飾る曲。この曲はちょっと異彩を放っている。それは全編にわたり炸裂するツインのスライドギター! スライドギターというとスワンプロック的なアメリカの土の香りがしそうな…

FEEDBACK(理由なき青春)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

11. FEEDBACK(理由なき青春) リードギターの河内淳一のリードボーカル曲だけど、クレジットは「作曲:KUWATA BAND」となっている。歌詞は例によって全編英語だが、よく聴くとこのアルバムの全曲のタイトルが歌いこまれている。 「理由なき青春」ってタイト…

DEVIL WOMAN /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

10. DEVIL WOMAN (デヴィルウーマン) 70年代前半の、例えばレッドツェッペリンとかがやってたような(かどうか?実はハードロックよく知らない)ヘヴィーなロック。このアルバムの曲はどれもモデルがあるような気がする。「あのバンドのだれだれみたいにや…

Boys In The City (ボーイズインザシテイ)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

09. Boys In The City (ボーイズインザシテイ) ソリッドなイントロのギターのカッティングにがめちゃめちゃカッコいい。全編スピード感がハンパなくサックスなんかの絡みもいい。 このアルバムの中では、B面前半にあたるこのへんの数曲が最高。 当時のライ…

GO GO GO(愚かなあいつ)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

08. GO GO GO(愚かなあいつ) ローリングストーンズばりのノリノリのロックンロール!ブルースハープなんかも入ってメチャカッコいい。こういうのはサザンにはないように思う。 まるでミックジャガーのように腰を振りながらステージを動き回る桑田さんが目…

RED LIGHT GIRL(街の女に恋してた)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

07. RED LIGHT GIRL(街の女に恋してた) たぶん自分がこのアルバムで一番好きな曲。70年代前半のエリッククラプトンあたりが創りそうな感じがするけど、違うかな? なんといっても桑田さんのボーカルが素晴らしい。こんなのはこの時期の桑田さんでないと聴…

YOU NEVER KNOW(恋することのもどかしさ)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

06. YOU NEVER KNOW(恋することのもどかしさ) ここではハードさはちょっと影を潜めて、全体に抑えめに。ベースで始まるイントロや全体に音数が少ないアレンジが逆に新鮮。でもサビのメロディはキャッチ-でいい。 また何気に途中のファルセットの大サビが…

PARAVOID(彼女はパラボイド)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

05. PARAVOID(彼女はパラボイド) 古ーい「ロック」の固定観念でいうと、この曲なんかがまさにアルバムタイトルの通り「日本のロックバンド」なのか?今どきロックという言葉も誰も使わない? まるでディープパープルみたいな(なんかレッド・ツェッペリン…

BELIEVE IN ROCK'N ROLL(夢見るロック・スター)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

04. BELIEVE IN ROCK'N ROLL(夢見るロック・スター) このアルバムの中ではわかりやすいロックナンバーでキャッチ-なメロディが印象的。だけどよく聴くと間奏のギターソロなんかはギターもベースも、ドラムも一筋縄ではいかないリズムで、弘さん大変だった…

ZODIAC(不思議な十二宮)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

03. ZODIAC(不思議な十二宮) この曲はこのアルバムの中でも白眉といえる1曲。シンセサイザーの音なんかはちょっとポリスみたいだけど、当時の桑田さんの曲作りに見られるポリスのまねっこ的な感覚はない。テクノロジーも活用しつつ、KUWATA BANDとしてのオ…

ALL DAY LONG(今さら戻ってくるなんて)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

02. ALL DAY LONG(今さら戻ってくるなんて) 1曲目からは打って変わって抑えめのややファンキーな曲。ちょっとラップぽい歌詞があったり、珍しいファルセットがあったり、ギターにしてもベースにしても、サザンとはずいぶん違うなぁというのがわかる。 歌詞…

She'll Be Tellin'(真夜中へデビューしろ!)

01.She'll Be Tellin'(真夜中へデビューしろ!) アルバム1曲目にふさわしい、スピード感あふれるカッコいいロックンロール。こういう硬派な感じのロックというのはサザンの曲にはないパターンだろう。また当時並行してリリースされていたシングル曲のポッ…

NIPPON NO ROCK BAND/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

NIPPON NO ROCK BAND 1986.07.14 KUWATA BANDのファーストアルバム 1年間限定のバンドとして活動したKUWATA BANDの唯一のスタジオアルバム。全編英語のオリジナル曲でアルバムタイトルの通り、ハードなロックナンバーが多い。 サザンでのデビュー当時から、…

神様お願い/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

神様お願い シングル“Merry X'mas In Summer”B面。 1968年リリースのザ・テンプターズのカバー。カバー曲をリリースするのはシークレットライブ的な「嘉門雄三」を除いてはサザン、ソロ通じて初めて。KUWATA BANDはアルバムタイトルの通り「日本のロックバン…

Merry X'mas In Summer/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

Merry X'mas In Summer 0986.07.05 KUWATA BANDのシングル 「スキップビート」と同時発売のシングル。夏らしい軽快なレゲエのビートが心地よい名曲。同時期にリリースされた「NIPPON NO ROCK BAND」というアルバムは全編英語詞でバリバリのロックアルバムで…

PAY ME/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

PAY ME シングル「スキップビート」B面 これも、「鰐」と同様にポリス/スティングを真似てみた、という実験的な曲。 歌詞はこの頃リリースされたアルバム同様全編Tommy Snyder氏による英語だが内容は内輪落ちというか、日本語じゃ歌えないようなことを歌っ…

スキップビート(SKIPPED BEAT)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

スキップビート(SKIPPED BEAT) 1986.07.05 KUWATA BANDのシングル BAN BAN BANからたった3ヶ月で「スキップビート」と“Merry X'mas In Summer”の2枚のシングルを同時リリースという快挙!?暴挙!? これがまたあたって、2枚のシングルが当時のザ・ベスト…

鰐/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

鰐 シングル”BAN BAN BAN”B面 何度も書くけどこのころの桑田さんはポリスのスティングをめちゃめちゃ意識していて、この曲なんかは当時のポリスの曲作りを真似てみた、という感じの実験的な作品。音数が少ない独特のアレンジ。歌詞は鰐、象、ときて最後はプ…