2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

サザンオールスターズキックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」LIVE REPORT Vol.2

前半のレポートはこちら サザンオールスターズ キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」LIVE REPORT Vol.1 - えぼし岩ブルース 10曲終わったところでメンバー紹介。 サポートメンバー→斎藤誠gr 片山敦夫kb 山本拓夫sax 吉田稔sax すがちん…

サザンオールスターズ キックオフライブ2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」LIVE REPORT Vol.1

東京NHKホール。最近のサザンは大きなスタジアム、ドーム、アリーナばかりなので、こういう普通の音楽ホールで観るのはいつ以来だろう?とはいえこの会場は音楽ホールとしては巨大。キャパ3,800人だそう。今回はそんな会場でサザンを観られる、聴けるという…

【ネタバレ注意!】サザンオールスターズ40周年キックオフライブ「ちょっとエッチなラララのおじさん」

終わりました〜。 とりあえずセットリスト 1.茅ヶ崎に背を向けて2.女呼んでブギ3.いとしのエリーMC4.さよならベイビー5.せつない胸に風が吹いてた6.愛の言霊 短いMC7.Seaside woman blues 8.汚れた台所9.My foreplay music 10.私はピアノメンバー紹介11.闘う…

MISS BRAND-NEW DAY/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

03.MISS BRAND-NEW DAY 曲についてはシングルの稿に思いのたけを書いたのでそちらをご覧ください。 eboshi-rock.hatenablog.com 「よどみ萎え枯れて舞え」のところでも書いたように、アルバムの曲構成が素晴らしくて、「Japanegae」からやや抑えめに始まって…

祝!サザンオールスターズデビュー40周年!

デビュー40周年おめでとうございます! 音楽のチカラ、ライブのチカラがこんなにも人生を豊かにしてくれるとは! 年月を重ねるごとにサザンも自分達も変わっていきますが、これからもずっと一緒に走り続けていきたいと思います。 今朝の新聞広告にありました…

よどみ萎え枯れて舞え/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

02. よどみ萎え枯れて舞え ミディアムテンポのファンク。見事な80年代ブラックコンテンポラリー。印象的なサビのリズムやハンドクラップは、個人的にはもう何百回も聴いて身体に染み付いている。 またアルバムの流れでこの曲が果たす役割は大きくて、1曲目「…

JAPANEGGAE(ジャパネゲエ)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. JAPANEGGAE(ジャパネゲエ) アルバムのオープニングチューンはそれまでのサザンにはない、いや他のどこにもないようなインパクトを放つ曲。タイトルとは裏腹にレゲエのリズムではない。 極端にシンプルなアレンジ。文語調の歌詞。専門的なことはわからな…

人気者で行こう/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

人気者でいこう 7枚目のアルバム 1984.07.07 「綺麗」からは時代に歩調を合わせた新しい音楽に挑戦を始め、それをさらに発展させつつもずっとリスペクトして来たブラックミュージックにも改めてアプローチし、それらが見事に結実した名盤。ジャケットはへの…

なんば君の事務所/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

なんば君の事務所 シングル「MISS BRAND-NEW DAY」カップリング ター坊(大森隆志)のインスト曲。彼の曲もだんだん洗練されて来て、この曲なんかはテクノっぽいアレンジもこなれてちょっとYMO(イエローマジックオーケストラ)みたい。 ター坊の曲はこの後も何…

MISS BRAND-NEW DAY/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

MISS BRAND-NEW DAY 1984.06.21 20枚目のシングル 桑田佳祐28歳 あまりにも長く、あまりにも強く深く親しんできた曲で、いざこの曲について何か書こうと思うと逆に何を書いていいのかわからない。 数あるサザンの曲の中でも最も重要な曲の一つだと思う。ある…

Still I Love You/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

Still I Love You シングル「東京シャッフル」カップリング 大森隆志さん作詞作曲。大森さんのギターとボーカルをフィーチャーしたレゲエ。 彼の曲は初期はロックギンギンみたいな曲だったけど、だんだん落ち着いてくるというか、幅を見せるようになった。 …

東京シャッフル/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

東京シャッフル 19枚目のシングル 1983.11.05 アルバム「綺麗」ではニューウェーブ路線に挑戦したかと思えば、その4か月後のこのシングルではレトロな昭和歌謡に挑戦。まあ当時もまだ昭和だったけど。 いろんな音楽スタイルに挑戦するのは、節操がないからで…

旅姿六人衆/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

13. 旅姿六人衆 シンセサイザーなどを多用し、当時の最新の音楽シーンを追い求めたようなこのアルバムの中で、最後のこの曲だけはライブ感たっぷりの、おそらくはスタジオでの一発どりではないかと推測させる生々しい演奏になっている。それだけにラストナン…

EMANON/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

12. EMANON アルバムと同時に発売されたシングル。シングルの稿に書いているのでそちらをご覧ください。 eboshi-rock.hatenablog.com

ALL STARS' JUNGO (Instrumental)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

11. ALL STARS' JUNGO (Instrumental) 5曲目に入っている同曲のリプライズというかショートバージョン。前々作「ステレオ太陽族」にも前作「Nude Man」にも、こういう短い曲が入っていた。 これは推測だけど、この曲はアルバム構成上、次の曲の「EMANON」の…

闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて 56枚目のシングル 2018.06.15配信 桑田佳祐62歳 これをシングルと呼んでいいのかどうかわからないが、とうとうCDではなく配信のみとなった。シングルと呼ぶなら、サザンとしては2014年9月の「東京VICTORY」以来。 映画「空飛…

南たいへいよ音頭/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

11. 南たいへいよ音頭 ムクちゃん(関口和之)の3作目の作詞作曲。全2曲(「ひょうたんからこま」「ムクが泣く」)はビートルズ愛、という感じだったけど、この曲はタイトルの通りトロピカルなアレンジの軽快な曲。この時代はアルバムに1曲ずつ桑田さん以外…

サラ・ジェーン/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

10. サラ・ジェーン 透き通るような美しいメロディを持つ、ジャズ、フュージョンっぽいソウルミュージック。こうしたゆったりしたソウルっぽいバラードは桑田さんの曲には結構多くてしかもいい曲が多い。近年では、「ベガ」(アルバム「MUSICMAN」)、「彼氏に…

MICO/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

09. MICO 昭和40年代に活躍した歌手・弘田三枝子さんを歌った曲。「Japanese Diana Ross」だそうな。なんで弘田三枝子?って思うけど、当時から桑田さんは子供の頃に聴いた昭和歌謡には大きな影響を受けたと話していたので、ふーんなるほどね。と納得。こう…

Yellow New Yorker /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

08. Yellow New Yorker スピード感あふれるロックンロール。 アルバム制作前に確かプライベートでニューヨークに行き、その際の体験がベースになってるとか。 全編にわたってフィーチャーされているサキソフォンは当時ツアーにも帯同していたエスパー矢口。…

NEVER FALL IN LOVE AGAIN /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

07. NEVER FALL IN LOVE AGAIN 桑田さんにはちょっと珍しい、暗い歌詞のバラード。 桑田さんが作るラブソングの歌詞は、相手を想う切ない気持ちをそのままに歌ったものが多い、と自分は思っていて、それが叶わぬ想いであっても相手に対する恨みのようなネガ…

そんなヒロシに騙されて/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

06. そんなヒロシに騙されて これはまたわかりやすい! ベンチャーズとか、昭和40年代のGS(グループサウンズ)を意識したサウンド。原坊のボーカルがリードボーカルをとっていて、当時はこんな女性ボーカルのバンドなんてなくて、そういうちょっと外した…

ALL STARS JUNGO/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

05. ALL STARS JUNGO アルバムと同時にリリースされたシングルのB面だったので、そちらの稿をご覧ください。 eboshi-rock.hatenablog.com

星降る夜のHARLOT/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

04. 星降る夜のHARLOT レゲエの名曲。インパクトの強いイントロ。憂いをたたえたメロディ。装飾を排したアレンジ。意表をつく曲の進行。桑田さんのボーカルもメンバーの演奏も素晴らしい。中でもヒロシさんのドラムとムクちゃんのペースには目を見張る。 歌…

かしの樹の下で/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

03. かしの樹の下で なんとなく中華風のイントロとエンディング、メロディ。リズムはシンセドラム(シモンズ)で他にもシンセが多用されて、今でいう「アンビエンスミュージック」的な雰囲気もあり、3分ほどの短い曲だけど、アルバムの中でも異彩を放つ佳曲…

赤い炎の女/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

02. 赤い炎の女 当時ファンクとラテンが融合したファンカラティーナというジャンルが出てきて、有名なところではボーイ・ジョージ率いるカルチャークラブの「カーマは気まぐれKarma Kamereon」なんかが大ヒットしていた。この曲はそんなリズムやアレンジを意…

マチルダBABY/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. マチルダBABY イントロのシンセサイザーの音は衝撃的だった。サザンがテクノをやるとは想像もしていなかった。そのあと入るサックスのフレーズも聴いたことがない。でもこれはよく聴くと当時ちょっと流行ったニューウェーブバンドMen At Work のWho Can …

綺麗/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

綺麗 1983.07.05 6枚目のアルバム 最初に1曲目の「マチルダBABY」のイントロを聴いた時には、「ひええ~、サザンがテクノポップになっちゃった!」というのが第一印象。 デビュー以来、ブルースやスワンプロックなど黒人音楽を源流とする、いわゆる「ル…

ALL STAR JUNGO/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

ALL STAR JUNGO シングル「EMANON」カップリング/アルバム「綺麗」M05 なんだこれは?こんな曲聞いたことない!というのが第一印象。だったかな?とにかくインパクトが強かった。複雑なリズムは当時流行っていたアフリカンビートなのか?わけのわからない、…

EMANON /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

EMANON 18枚目のシングル 1983.07.05 アダルト・オリエンテッド・ロック(AOR)というジャンルにはまるだろうか。それまでのサザンにはなかったタイプの曲。ちょっとジャズっぽくもあるし、ソウルっぽくもある。 「ごめんねチャーリー」「Big Star Blues」「思…