2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

メリケン情緒は涙のカラー/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

10. メリケン情緒は涙のカラー 横浜を舞台にしたサスペンススリラーを痛快なロックに乗せて。 イントロは桑田さん自身も認めているように"My foreplay music”みたい。サスペンス風のストーリーを展開する作詞は「マチルダBaby」に始まり、この後もよく出てく…

女のカッパ/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

09. 女のカッパ 意味不明なタイトル。曲調はスティーリーダンやドナルドフェイゲンあたりの、ジャズやブルースをベースにしたアダルトオリエンテッドなロック。 途中で転調して”I ain’t got nothing ~”から始まるブルースのパートを挟むが、ここの桑田さんの…

夕方Hold On Me/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

08. 夕方Hold On Me これまた名曲。この2曲が続いて収録されていること自体がこの「人気者で行こう」の偉大さを象徴する。 当時のサザンには珍しく、ブラスセクションをフィーチャーした曲。桑田さんのイメージとしては60年代のサム&デイブとか、めっちゃソ…

海/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

07. 海 何という美しいメロディ、何という切ない歌詞、そしてちょっとソウルっぽいテイストの、リラックスしたアレンジ。サザンを代表するバラードの名曲の一つと言っていい。夏らしい、サザンの一つのメインストリームをつなぐ曲でもある。 アルバムの中で…

シャボン

07. シャボン 桑田佳祐作詞作曲、原由子ボーカルという「偉大なる平成の昭和歌謡ユニット」(この頃はまだ昭和だけど)が送り出した鉄壁のボサノバ歌謡。黒人音楽に影響された曲の多いこのアルバムではちょっと異色。 当時はすでに桑田さんの歌謡曲ソングライ…

あっという間の夢のTonight/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

06. あっという間の夢のTonight いわゆる湘南サウンドではないけれど、軽快なラテンのノリで夏にピッタリな曲。アレンジは、これもシモンズなのかデジタルっぽいドラムを使っていたりして、このアルバムらしいアレンジになっている。 歌詞も切なくて大好きな…

壮年JUMP/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

壮年JUMP 2018.07.23配信 夏らしい極上のポップナンバー。イントロはやや静かに始まり、サビは軽快に。後半でいったんまた静かになって最後は大盛り上がり。という、波が寄せては引いてまた寄せて、みたいなダイナミックな構成。 正直、最初に三ツ矢サイダー…

開きっぱなしのマシュルーム/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

05. 開きっ放しのマシュルーム 80年代前半、ロックミュージックシーンを席巻していたのがスティング率いるイギリスのバンド「The Police」。83年にリリースされた「Synchronisity」はその最高傑作と言われる大ヒット作。 この曲は、明らかにそのPoliceのSync…