2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧
あなただけを(Summer Heartbreak) 1995.07.17 36枚目のシングル マンピーからまた一転して夏イメージ全開のロマンティックなラブソング。 アレンジという点ではフィルスペクターか大瀧詠一かという「ウォールオブサウンド」。その点では、「クリスマスラブ…
メリージェーンと琢磨仁 シングル「マンピーのG★スポット」カップリング 琢磨仁とはKUWATA BANDの時のベーシスト。10年たったこの頃も親交があったのだろう。今でもかな? タイトルは意味不明。歌詞の内容も同様。 曲調はちょっとヒップホップ的なノリで桑田…
マンピーのG★スポット 1995.05.22 桑田佳祐39歳 35枚目のシングル 93年後半から94年いっぱいのソロ活動を経て、活動再開の狼煙がこのシングル。「孤独の太陽」で痛いほどの孤独や痛みを叫んだあとの曲がこれ。 この落差はいったい何なの!?とファンならずと…
奇跡の地球(ほし) 1995.1.23 ACT AGAINST AIDS のためのコラボ企画で実現した、桑田さんとミスチルの共演。しかもプロデュースは小林武史。これは話題性抜群だし売れないわけがない。と思ったら、やはり170万枚で桑田さんソロではNo.1の売り上げ。作詞作曲…
すべての歌に懺悔しな! シングル「祭りのあと」カップリング アルバム「孤独の太陽」の稿をご参照ください。 eboshi-rock.hatenablog.com
祭りのあと 1994.10.31 ソロ5枚目のシングル この前月にアルバム「孤独の太陽」が発売され、10月にはソロでは初の全国ツアー。わが町にも来てくれた。そのライブの時点ではこの曲は確かまだ発売されていなかったが、会場ロビーとかでかかっていたのを覚えて…
13. JOURNEY このアルバムの制作直前に桑田さんはお母さまを亡くしている。この曲は亡くなったお母さまを歌っていて、このアルバムはこの曲から制作が始まったのだそうな。 他の曲とは確かにテイストがちょっと違っていて、他の曲のように「ひねくれていない…
12. 貧乏ブルース ちょっとうねるようなスワンプっぽい早いリズムにパンクのような怒りにまかせた激しいボーカル。全体の印象はチープなロックンロール。しかしこれがまたいい! 昔パンクやニューウェーブが流行った頃(70年代後半〜80年代前半)に、「ロッ…
11. 太陽が消えた街 「可愛いウチの少女には注射のあとがある」「高速道路に捨てられた猫がいる」「お金で濡れたショーツ」 ってなんてヤバい曲だ!「太陽が消えた街」というタイトルもなんか小説のタイトルみたい。闇に包まれ金や欲望の匂いしかしない街な…
10. 孤独の太陽 当時のインタビューで桑田さんはこの曲について「ビーチボーイズのブライアン・ウィルソンみたいに歌いたかった」という主旨のことを話していたが、この曲のどこがビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソンなのかと思った。今でもそう。 この…
09. すべての歌に懺悔しな‼︎ 桑田ロックンロールの中でも指折りの痛快でゴキゲンなロックンロール。アレンジはシンプルでギターソロの音色なんかもわざとだと思うがチープ。歌い方もパンクロッカーみたいで、敢えてロックのプリミティブで攻撃的な側面を強調…
08. 真夜中のダンディー シングルの稿をご参照ください。 eboshi-rock.hatenablog.com
07. 僕のお父さん 70年代初頭の日本のフォークソングのようなアコースティックサウンド。ギターとハーモニカだけのシンプルな伴奏だけど、ここでも小倉博和さんのギターが冴え渡り、暗めの曲調だがこの音色には心地よささえ感じる。 タイトルはお父さんだが…
06. 飛べないモスキート(MOSQUITO) MOSQUITOとは蚊。そこから連想するのは「血」。「生命をつなぐ赤い川の水」という表記もある。運命(さだめ)、痛み、十字架、無情、暗い教室という言葉が並ぶ。そこからこの曲は不治の病か障がい、またそれに起因する無理解…
05. 鏡 自分だけかもしれないが、この曲を聴くとポールマッカートニーを思い出す。時々桑田さんは「日本のポールマッカートニー」と呼びたくなるような曲を作る。「日本のジョンレノン」と呼びたくなる時もあるが。 アコースティックギターと軽妙なハーモニ…
04. エロスで殺して(ROCK ON) ストレートなロックサウンドにSMをテーマとした歌詞。 この曲ではややハードにギターが炸裂するが、このアルバムはちろん桑田さんのソロアルバムだが、かたやギタリスト小倉博和のアルバムかと思うほど小倉さんのプレイが目立…
03. 月 シングルの稿をご参照ください。 eboshi-rock.hatenablog.com
02. しゃアない節 桑田さんは2017年になって、この曲について「バンドで演奏しやすくて好きな曲だ」と語っていた。その通り曲調やアレンジは70年代初頭のボブディランとザ・バンドみたいなアーシーなサザンロック、スワンプロック。桑田さんのミュージシャン…
01. 漫画ドリーム かき鳴らすようなアコースティックギターにがなり立てるようなボーカル。アルバム1曲目にしては地味な始まり方なのに強烈なインパクトを与える。 このアルバムのコンセプトという「こたつを囲んでギターを鳴らす」とはこの曲のイメージなの…
孤独の太陽 1994.09.26 桑田さん2枚目のソロアルバム ソロデビュー作「KEISUKE KUWATA 」ともサザンの各作品とも全く違う、桑田佳祐個人の内面を映すような作品。 当時のインタビューで、このアルバムについて「コタツを囲むくらいの距離でギターを鳴らしな…
LOVER'S CONCERTO シングル「月」カップリング 言わずとしれたスタンダードナンバー。桑田さんの洋楽カバーとしてはKUWATA BANDの“Have You Ever Seen The Rain”、一応サザン扱いの“Love Potion No.9”に続く3作目。 なぜこの曲をこのタイミングで取り上げた…
月 1994.08.24 桑田佳祐38歳 ソロ4枚目のシングル ソロアルバム「孤独の太陽」先行シングル。 あまりにもサザンとは違うアプローチに驚く。このソロアルバム全般でフィーチャーされた桑田さんの魂を搾り出すようなブルースハープがイントロから強烈なインパ…
行け!力道山 シングル「クリスマスラブ」カップリング イントロもなくいきなり♪僕ぁ力道山♪というボーカルで始まるのはインパクト大。しかも曲調はブルージーでファンキーなリズム&ブルース。いかにもミスマッチな感じだがそこがこの曲の一度聴いたら忘れ…
クリスマスラブ(涙のあとには白い雪が降る) 1993.11.20 34枚目のシングル 夏に2枚のシングル、10月に桑田さんのソロシングル「真夜中のダンディー」をリリースして再びサザンのシングル発売という変則的なスケジュール。クリスマスを銘打った曲としては「…
黒の舟歌 シングル「真夜中のダンディー」カップリング 珍しい邦楽カバーでしかも知る人ぞ知る的な、マイナーな曲。オリジナルは桜井順作曲、能吉利人作詞(実は同一人物らしい)で野坂昭如が歌い、加藤登紀子、菅原文太らがカバーしている。 歌の内容は男女…
真夜中のダンディー 1993.10.06 ソロ3枚目のシングル 93年夏に「エロティカセブン」「素敵なバーディ」という2枚のシングルを同時にリリースしたあと、秋には唐突に(そんな印象だった)このソロシングルが発売された。しかもこのギターのイントロ!なんだこ…
遥かなる時間(とき) シングル「素敵なバーディ(No No Birdy)」カップリング 松田弘さんの作詞・作曲・ボーカル作品 ヒロシさんのボーカルはここまでで言うと「松田の子守唄」「翔~鼓動のプレゼント」があるがいずれも作詞作曲は桑田さんで、ヒロシさん…
素敵なバーディ(No No Birdy) 1993.07.21 33枚目のシングル 「エロティカセブン」と同時発売。だがこちらは思ったほど売れなかった。 でも個人的には前年大ヒットした「涙のキッス」に引けを取らない名曲だと思う。桑田さんお得意の8分の6拍子のリズム&ブ…
9月の風 シングル「エロティカセブン(EROTICA SEVEN)カップリング 大森隆志さん作曲のインストゥルメンタル。ちょうどこれを書いているのが9月だけど、確かにこの季節の涼しげなゆったりした空気感に似合う曲と言える。 大森さんの作品も最初の「LOVE SICK…
エロティカセブン(EROTICA SEVEN) 1993.07.21 桑田佳祐37歳 32枚目のシングル 前年の「シュラバラバンバ」「涙のキッス」に続いてのシングル2作同時リリース。 また一説によると桑田さんの話としてこの曲は「シュラバ~」から「マンピー」へつながる『エロ3…