12. 貧乏ブルース
ちょっとうねるようなスワンプっぽい早いリズムにパンクのような怒りにまかせた激しいボーカル。全体の印象はチープなロックンロール。しかしこれがまたいい!
昔パンクやニューウェーブが流行った頃(70年代後半〜80年代前半)に、「ロックはそもそも体制に反発する初期衝動だ!」みたいな理屈があったけど、この曲はまさにそんな痛快な魅力を持っている。社会、政治、芸能界などに対して激しい言葉で牙を剥く。
アレンジもシンプルなバンドサウンドで、ライブでノリノリになる曲。確か発売年の「すべての歌に懺悔しな!」ツアーでしか演奏されていないが、この時メチャメチャ盛り上がった記憶がある。