「真夏の果実」のカバー

 ジャズボーカルが聴きたくて“Apple Music”さまよっていて見つけた。

SHANTIの「真夏の果実」。

聴いてみたらアコースティックギターのシンプルなアレンジに英詩の「真夏の果実」で、これがイイ♪。この女性シンガー、見た目はどうみても日本人なのに英語がうまい。

ってちょっと調べたら、元ゴタイゴのトミースナイダーの娘だって。しかも留学経験があるとのことでそりゃ英語がうまいはず。はて!ここまで来て気づいた。

桑田さんのソロシングル「東京」のカップリングで「EBOSHI RADIO STATION」という曲というかDJ風の曲紹介があって「可愛いミーナ」につながるんだけど、あのDJが“Hi, this is SHANTI.”って言ってたぞ。あのSHANTIってもしかしてこのコなのか??レコード会社のサイトでプロフィールを読むと「桑田佳祐、・・・・・・(他のミュージシャンの名前がずらり)」とコラボレートって書いてあるし。

トミースナイダーといえば、桑田さんの作る詞の英語部分をよく手伝っていてクレジットに「英語補作詞:Tommy snyder」って出てくる。

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 それはまあいいとして、SHANTIの歌う「真夏の果実」には感動。オリジナルとはまったく違う表情でこの曲を表現していて、アレンジもシンプルだけにメロディ等この曲の良さがよりストレートに出てるかも。

 またそこで改めて感じたのは「真夏の果実」ってすごい曲だなぁってこと。音域も広く、構成は複雑で後半のサビなんてめちゃ歌いにくい。シンガーにとってはきっと征服欲を掻き立てられるような曲なのではないか?

 他の人の歌を聴いて曲のよさを再発見というのも音楽の醍醐味のひとつか。

HAPPY

昨日の「やさしい夜遊び」はビートルズ特集。

そこで初めて知ったエピソードが。

ジョンレノンがhousehusband をやっていた1978年。レノンはヨーコとともに日本に遊びに来ていて、葉山かどこかのカフェいる時に日本人のファンにデビューしたばかりのサザンの「勝手にシンドバッド」を聞かされたのだとか。

そしてレノンが言ったひと言が…

“HAPPY”

 

今サザンの2020年の特別ライブを改めて観ていて、勝手にシンドバッドを聴いて感じた。

“HAPPY”

 

さすがレノン!サザンの魅力をすでに見抜いていたのか!!

サザンオールスターズ特別ライブ2020 「Keep Smilin'~皆さん、ありがとうございます!!~」レポート

注目のオープニングは“YOU”。ライブではおなじみの曲だけれど、2013年の「灼熱のマンピー」以来か。また2008年の横浜日産スタジアム無期限活動休止ライブでオープニングで演奏されたのが強く印象に残っているが、今桑田さんは“YOU”に誰を思うのか?これがこのライブをひと言で言い現わしているのかもしれない。

最初の3曲はライブの構成上常に重要。2曲目にきたのはM2ミス・ブランニュー・デイ。おなじみの曲だけど、ここでくるとは。でも考えてみると2008年日産スタジアムでも1曲目YOU、2曲目ミスブラ、という流れは同じだった。

このライブは当然ながら観客がいないわけで、無人の(カメラとか音響とか、スタッフはいるけど)客席を映して無観客をアピールするシーンももちろんある。でも観客がいない分、観客席さえも演出に利用していて、この曲では観客席に照明を設置して床から天井に向けてたくさんのパーライトを照射し、それをまた映像で映すことで普段にはない映像演出を行っていた。

3曲目は、今回のライブの性格上めっちゃ盛り上がる曲で人々を元気づける曲だろうと予想していた。「ロックンロール・スーパーマン」か「希望の轍」か?と思っていたらM3「希望の轍」!今、日々この曲を聴いて元気を出してるという人は多いだろうけど、ここで生で聴けるといっそうこの曲の力強さに引き込まれてしまう。もう完全にいつものライブみたいに集中している自分がいる。大サビの歌詞を「大変な毎日をご苦労様〜」と変えて歌っていた。

この後はいつものようにしばしMCを挟んで次のパートへ。MCも誰もいないところへ話しかけているようでちょっとやりにくそう。

そしてM4 BIG STAR BLUES〜ビッグスターの悲劇!ライブでは2014年の年越しライブのオープニング以来!この時も映画館でのライブビューイングだったので会場で生で聴けたのは2005年の「みんなが好きです」ツアーが最後か。個人的に1981年サザンのライブ原体験とも言える曲でこの曲でサザンのライブにハマったとも言える曲なので、こうして今でもライブで演奏してくれることがメチャ嬉しい!

続いてはM5 フリフリ65!この曲も確か2014年の年越しで演奏して以来。BIG STARと同様に60年代のロックンロールをベースにしていてシンプルでソリッドでカッコいい!家で観ていてもそうだけど、会場にいたら大盛り上がりで狂っていたかも?

M6 朝方ムーンライトは打って変わってクールに。でもこれも久しぶり(たぶん2008年以来)だし大好きな曲なのでクールではいられない。後半のI love you cause you treat me right 〜というパートは日本語で横浜を連想させる歌詞に変えて歌っていた。

M7 タバコロードにセクシーばあちゃん

この曲は2013年のサザン復活ライブで演奏していた。デビュー当時に近い1980年の曲だけど、いまだにライブではお馴染みの曲。

M8 海 このイントロはいつ聴いても参ってしまう。本格的な夏が近づくこのころだからだろうか?またあの2013年復活ライブのオープニングを思い出してしまうからか。これも大好きな曲なのでここで演奏してくれて嬉しかった。

M9 夕陽に別れを告げて この曲も80年代。考えてみるとこのパートのコンセプトは「昔のサザンをリラックスして楽しもう」という感じか。この曲もサザンらしい曲で桑田さんの思い出が歌い込まれているのかもしれないが、この曲を聴いて個人的な思い出に浸る人も多かったのでは?僕も、ついこの曲が発表された85年当時のことや2008年のライブでアコースティックセットでうたわれたことを思い出しながら聴いていた。

そして次に来たのは前半のハイライト、M10シャララだった!クリスマスソングのようなイメージの強いこの曲をこの時期に演奏するのが意外だった。でも桑田さんと原坊のデュエットは やっぱり微笑ましいし嬉しいし、この曲もライブでは久しぶりなので感動。あらためてサザンっていい曲多いなぁ。

このパートはお馴染みの曲が多くて安心して楽しめる。そしてなぜか、古い曲が多い。それもリラックスできる一因かもしれない。

ここからはメンバー紹介。でもいつもとちょっと違って各メンバーのソロまわしでのメンバー紹介。一通り終わって桑田さんが「俺のソロがないじゃないか」とクレームをつける一幕も。

そして楽しい小芝居とラテンナンバーのインタールード?を挟んで次のパートへ。

このパートの最初はM11「天井桟敷の怪人」でびっくり。ダンサー登場。この曲はアルバム」「葡萄」の中でも特に目立っている曲ではないけど個人的には大好きな曲で超嬉しかった。

ここで4〜5曲あってそのあとバラード、そして後半の盛り上がりという構成かと予想していて、これ以降ちょっとマニアック路線にいくのかと思ったらM12「愛と欲望の日々ではじける。ダンサー登場でここはさらに盛り上がる。この曲も最後の「それ行け、ニッポンの皆様。Whatcha gonna do is to dance!」という歌詞でわかるように人々に元気を与える曲。この曲のギターソロはいつも桑田さん。

さらに次は久しぶりのM13 「Bye Bye my love」にびっくり!さらに懐かしい路線できた~!この曲も2008年の「大感謝祭/無期限活動休止ライブ」以来だろうか?

M14「真夏の果実 引きの映像で、観客のいないガランとした横浜アリーナのステージでしんみりとこの曲が演奏されている画があったけど、この状況の中心のこもった演奏と歌だった。いつもはファンの手首に着けられているたくさんのLEDライトが今回は客席に置かれていて、それがここではじめて光りはじめた。前のパートから、というかオープニングから、2015年の「天井棧敷の怪人」を除くとずっと80年~91年までの古い曲ばかり。それがここで一つのクライマックスを迎えたと言える。「真夏の果実」って名曲だな~って改めて感動させられた瞬間。

M15「東京VICTORY」はやはり今回のライブを象徴する曲だろう。OH,OH,OH〜というコーラスではメンバーだけでなくステージ袖や音響照明ブースにいるスタッフまでもが手を突き上げているシーンが映し出される。客席には誰もいないけど、配信を観ている(50万人ともいわれる)多くの人達も同じことをしていただろう。もちろん自分も。この強烈な一体感。このライブが音楽業界イベント業界にも一石を投じるものであるなら、この時この場で手を突き上げながら聴いていたスタッフも感じるものがあったのではないか?またもちろん我々一般のファンもこの曲を聴いてみんなが前向きな力を得ることができたと思う。凄い曲だ。

この曲ではいつものミラーボールに加えて、会場に聖火が設置されていた。

M16「匂艶The Night Club」が間髪入れず始まる。これもサプライズで僕は狂喜。この曲も80年代の曲だけど、桑田さんもお気に入りなのか?2014年、2015年そして今回と、最近になってまたよくライブで演奏されるようになっている。「東京VICTORY」に続いてのミラーボールや、ディスコの雰囲気をイメージさせる照明演出が印象的。

M17 「エロティカセブン」サザンの全シングルの中で「TSUNAMI」に次ぐ2番目の売り上げを誇る人気曲。ライブでは仮面をつけたダンサーがたくさん出てきて盛り上げる。

M18「マンピーのG☆スポット」やっぱり来たか!この曲は2013年のライブのタイトルとなって、すごい演出で盛り上げて以来単なるエロソングというより強烈な生命力を感じさせる曲になっているのでやはりこのライブには欠かせない?今回の「マンピーヅラ」はなんと「悪病退散!」というメッセージとともに疫病を退治すると言われる妖怪「アマビエ」のイラストが。これはすごい。ビキニのセクシーなダンサーも「G」マークの入ったマスク着用。

そして1978年6月25日のデビュー曲M19 「勝手にシンドバッド!ステージ上はもちろん誰もいない客席までダンサーやはっぴ姿のスタッフが入り乱れて、さながら祭りのよう。2018年のあの伝説の紅白や昨年のツアーのアンコールを思い出すような大騒ぎ。2番の歌詞を一部コロナに関するメッセージに替えて歌っていた。

やっぱり最後はこうなるよね~。という大団円というか期待通りの大盛り上がり。この盛り上がりを体験したくて僕たちは何度もサザンのライブに脚を運ぶ。

そしてアンコールへ。アンコールではLEDライトを使って客席に「KEEP SMILIN'」のメッセージを表示。やるな~。大事だね。KEEP SMILIN'。

再びメンバー登場。KEEP SMILIN'のTシャツにみんな着替えている。そして注目のアンコール1曲目はEn1 「太陽は罪な奴。夏の季節感を意識か。この曲もライブではひさしぶりだけど、軽快なノリがうれしい。

En2は今回一番聴きたかった曲のひとつロックンロール・スーパーマン!この曲も「東京VICTORY」と同じでサビで大きく手をウェーブさせる動作が会場の一体感をいやがおうにも高めてくれる。今回ステージ背景の映像でめずらしくスタッフの作業風景を映したりスタッフが曲に合わせて手をウェーブさせる様子を映したり、この曲のそんな特徴をよく表現していた。いつもこの曲には元気にさせてもらえる。サザンの曲の中でも重要な曲の一つ。

この曲のライブでの見どころが間奏での桑田さんと斎藤さんのスライドギターの競演。いつも隣に並んで楽しそうに演奏しているけど、今回は桑田さんが斎藤さんに「ちょっとディスタンスをとるように」と制するようなポーズを。でも演奏はいつものように息が合って最高だった。

そして桑田さんの短いMCでこの状況に関するメッセージがあって、最後の曲です。と紹介されたのがEn3「みんなのうた今回のあのインタールードは「デビューして何度目の夏が来ただろう?」で始まり「人生は世の中を憂うことより素晴らしい明日の日を夢見ることさ」で「みんなのうた」につながる。涙なしでは聴けなかった。この曲もライブでの一体感と盛り上がりではサザンの曲の中で1・2を争うと思う。今回のライブではぜったいやってくれると思っていた。でもアンコールの最後とは!屋外の会場なら派手に放水するところだけど、今回は水鉄砲!

考えてみたら「いつの日かこの場所で逢えるなら、やり直そう」「忘れかけた真夏の恋人はYOU」という歌詞は今のこのタイミング、会場でのメッセージとして最高、まるでこのために作ったみたい。

全22曲。約2時間というライブはサザンとしてはコンパクトだけど、急遽行われることになったこの状況、また誰も経験したことのない配信ライブという形態を考えると十分に濃密な時間だった。終わってみるといつものライブと変わらない幸せな脱力感と充実感。

 

今年はサザンのライブは見られないのかな?と思っていけど、こんな形でライブに参加できて最高だった!
エイズ東日本大震災、そしてコロナ。困難な時にいつも先頭に立って世の中に元気を与える桑田さんをはじめメンバー、スタッフの皆さんを心から尊敬する。今は音楽業界、イベント業界申し訳大変だと思うけど、業界の他の皆さんにも大きな勇気と指針を与えたのではないだろうか?
長いことサザンを聴いてけど、ファンとしてこんなに誇らしく思ったことはない。
今回のタイトルに込められたメッセージをそのままお返ししたい。こちらこそありがとうございます!!

桑田さんの最後のコメント「やっぱり横浜アリーナはファンの皆さんがいないと寂しいです!」が印象的だった。

またライブが終わったあとの配信のエンドロールでは「SMILE~晴れ渡る空のように」が流れ、桑田さんたちの会場入りやリハーサル、スタッフが準備している様子などがずっと流されていた。こんな風にスタッフに焦点を当てることも非常に珍しく、これも今回のライブの趣旨を強く反映した演出のひとつで印象的だった。

【ネタバレ注意!】サザンオールスターズ特別ライブ2020「Keep Smilin'~皆さん、ありがとうございます!!~」

2020年6月25日。サザン42回目のデビュー記念日。今年はサザンとしての活動は予定していなかったそうだけど(ということはむしろ桑田さんがソロでオリンピック関連の活動をすることになっていた、と勘繰ってしまう)、新型コロナウィルスの猛威により世の中の様相が一変したことで急遽開催されることになった。

会場は横浜アリーナ。なのに無観客ライブ。そして有料オンライン配信のみ。価格は3,600円。これを高いとみるか安いとみるか?インターネットで配信を見るだけで3,600円は高いと感じる人もいれば、僕などはサザンのライブが3,600円で見られるなら安い!と感じてしまう。

午後8時開始。約2時間30分と事前にリリースされていた。ということはちょっと短いバージョンで25曲前後か?今回の趣旨はタイトルにもあるように「皆さんありがとう」で特にコロナと闘う医療従事者を支援する意味もあるらしい。収益金は一部医療関係に寄付するのだそう。

ではさっそくセットリストを。

01. YOU

02. ミス・ブランニュー・デイ

03. 希望の轍

04. BIG STAR BLUES

05. フリフリ65

06. 朝方ムーンライト

07. タバコロードにセクシーばあちゃん

08. 海

09. 夕陽に別れを告げて

10. シャララ

11. 天井棧敷の怪人

12. 愛と欲望の日々

13. Bye Bye My Love

14. 真夏の果実

15. 東京VICTORY

16. 匂艶The Night Club

17. エロティカセブン

18. マンピーのG☆スポット

19. 勝手にシンドバッド

アンコール

20. 太陽は罪な奴

21. ロックンロール・スーパーマン

22. みんなのうた

 

広い横浜アリーナで、がらんとした客席を前に本物のライブさながらに、というかいつものように一生懸命やっていた桑田さんはじめメンバーとスタッフに感謝、感動。たぶんすごくやりにくかったんじゃないかと思うけど。我々観客もいつものライブみたいにずっと立ちっぱなしではないし、勝手が違うけど、終わってみればいつものライブと同じような虚脱感。照明、映像など客席に誰もいないからこその演出もあり、スタッフの努力がすごく感じられた。

一方で、桑田さんが「客席にみんながいないとさびしい」というようなことを言っていたのも印象的で、やっぱりライブは同じ空間を共有してなんぼだよな~とあらためて痛感。桑田さんやメンバー、スタッフもそうだろう。

 

1978年から2020年。あの頃誰が今のサザンを予想しただろう?今の世の中にサザンがいてよかったです。

またみんなで集まれる時まで、あきらめずに頑張ろう!

 

民放ラジオ101局特別番組「桑田佳祐のお家でRADIO~こんな時こそラジオでSMILE!」

思いがけずコロナウィルス感染症に日本中が萎縮し社会活動が大きく制限されている中でオンエアされることとなったこの特別番組。

当初は東北でのライブの様子をオンエアする予定だったそうだが、このご時世なのでライブは中止となり、代わりに今時代のキーワードともなっている「テレワーク」風に、自宅でのミニライブという体で、実際はおそらくスタジオライブでの放送となった。実はさほど期待せずに、「やさしい夜遊び」の延長線上で少し「生歌コーナー」があって、、、くらいかと思っていたらこれがびっくり!原坊に斎藤誠さん、片山敦夫さん、山本拓夫さん、金原千恵子さんが集まっての本格的なライブ。

セットリストは

1.それいけ!ベイビー!

2.恋のバカンスザ・ピーナッツ

3.鏡

4.大河の一滴

5.The Common Blues~月並みなブルース

6.悲しい気持ち~Just A Man In Love~

7.SMILE~晴れ渡る空のように ※スタジオ音源

8.いとしのエリー

9.Nowhere Man (The Beatles)

10.明日へのマーチ

「それいけ!ベイビー」で始まって「明日へのマーチ」で終わるという構成は、明らかに現在の世相を意識している。先入観がなかった分、どの曲も意表をつかれて新鮮。でも一緒に口ずさめる親しみやすさ。The Common Blues~月並みなブルースなんてほんとのライブでも聴いたことないけど最高。またいとしのエリーの歌はいつもながら熱唱。思わず18年6月25日の「ちょっとエッチなラララのおじさん」@NHKホールを思い出した。またSMILE~晴れ渡る空のようには、オリンピック云々は横において、今この状況でみんなを元気づける名曲だとあらためて感じた。

今は日本中いや世界中が病気にかかったみたいな状況で、みんなが委縮して閉塞感が漂っているけど、だからこそ「ひとりひとりが元気でいること」「ふさぎこまず、楽しむこと」の大切さを考えさせられる「今必要なちょっとした、でも大切なエンターテイメント」だった。

悲しきプロボウラー

2020.02.12

桑田佳祐&ザ・ピンボーイズ名義での昨年に続いて2作目のシングル。

ちょっとノスタルジックなサウンドで、60年代を彷彿させる軽快で良質なポップチューン。ビーチボーイズみたいなコーラス。“Da doo ronron”というフレーズ。これカーペンターズとかが歌ってたなと思ってちょっと調べたら、クリスタルズという女性グループが62年に発表した曲らしく、プロデュースはあのフィル・スペクターだそうな。この曲「悲しきプロボウラー」のアレンジにもウォールオブサウンドっぽい感じがある。そんなこんなで昔懐かしい洋楽へのオマージュが感じられてとても良い仕上がり。

歌詞もプロボウラーの世界を描きつつ人生普遍の悲哀や切なさも感じられて共感できる。

ただ一つ悩んだのはラストの“round and round and round...”というフレーズ。これ聴いたことあるけどビートルズだったかな?ビーチボーイズだったかな?と悩んだ挙句、詳しい人に訊いてビートルズの“DEAR PRUDENS”だと知るまでにはかなり時間がかかった〜♫

 

‪SMILE~晴れ渡る空のように~‬

民放共同企画“一緒にやろう”応援ソング。

今日2020年1月24日18時40分。全国の民放局が同時放送した番組で初公開された。

初めて聴いた曲なのに歌詞もメロディもスーッと心に染み込んでくる。まだ2回くらいしか聴いてないけど、サビのメロディはほぼ覚えたし、いろんな想いが次々と浮かんできていろんな人の顔が浮かんでくる。理屈や言葉を超えた「音楽のチカラ」を感じさせる名曲。桑田さんがこれまで世に残した500くらい?の曲の中でも指折りに数えられる歴史的な曲だと思う。

東京VICTORYの盛り上がりもいい。切ないバラードもいい。でもこの曲は意外なほど抑制の効いたミディアムテンポの曲だけどこれほど感動的に仕上がるとは。

なんでこんなに普遍的な価値を持つ名曲なのかと考えると、それは「視点」だと思う。直接オリンピックパラリンピックのことを歌うわけではないが、間違いなく題材はそこにあるわけで、この年、この時を共有する全ての人を見つめてSMILEと語りかける視点が普遍的。オリンピックパラリンピックに出る人、観る人、支える人、関係ないけど同じ時代を生きる人。全ての人にその視線は注がれている。

いったいどれだけ沢山の人がこの曲で勇気づけられ、悲しみや苦しみを乗り越えるチカラを得るのだろう。

以上、初めて聴いてまだ1時間くらいしかたたないけど、思ったことをとりあえず書き殴ってみました。