鬼灯(ほおずき)

初めて聴いたのは「やさしい夜遊び。」

タイトルから想像していたのは「蛍」みたいなしっとりしたバラード。だけど実際はちょっとファンキーなイントロで本編はフォークっぽいロックだった。ビートルズみたいだな、となんとなく思った。

桑田さんによると、ポール・マッカートニーのソロ・アルバム「マッカートニー」とか「RAM」をイメージしたのだとか。確かに「マッカートニー」に入っている“That would be something”なんかにイントロが似ている(^-^;  また「マッカートニー」と同じくほとんどセルフ演奏?

でも歌詞のテーマは沖縄戦に出かけていく若きパイロットとそこに幼いころの思い出を重ねる女性。「妹みたい」って私の頭をなで・・・

桑田さんがこうした戦争の話題を取り上げる時はいつもそうだけど、視線はいつもそこにいる市井の人々。。政治的なメッセージではなくて、いつも心の中にいる「彼」や「彼女」の姿がリアルに浮かんでくる。

また一つ、夏に聴きたくなる曲が増えた。