漫画ドリーム/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. 漫画ドリーム

かき鳴らすようなアコースティックギターにがなり立てるようなボーカル。アルバム1曲目にしては地味な始まり方なのに強烈なインパクトを与える。

このアルバムのコンセプトという「こたつを囲んでギターを鳴らす」とはこの曲のイメージなのか?

ボブディランののように、シンプルなメロディをギターとブルースハープに乗せて、またも政治、医療、マスコミ、教育、宗教などへの風刺を延々と歌い、「週に10日はボケた日本」と社会に警鐘を鳴らす。

サザンの桑田とは全く違う桑田さんの顔に面食らった人も多いと思う。自分もその1人。でも今ではこういう顔も桑田さんの重要な一面であることは、ファンならみんなわかっていると思う。

ライブでは発表当初の94年「すべての歌に懺悔しな!」ツアーのほか、2007年ソロツアー「呼び捨てでも構いません」ツアーでは、アンコールでアレンジも歌詞も大幅に変えてレゲエっぽいバージョンで歌われた。