光の世界/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー
光の世界
ACT AGAINST AIDS のために作り、奥田民生とデュエットした曲。その意味ではミスチルとコラボした「奇跡の地球(ほし)」の続編か。ただしこちらはシングルにはなっていなくて、このアルバムが初音源化。桑田さんと奥田民生の接点はよくわからないが、アレンジャーの小林武史氏繋がりだろうか?
アコースティックギターが印象的で繊細なバラード。奥田民生はあまり聴いたことがなくてよくわからないけどなんとなくバンカラ(表現が古い?)なイメージで、この曲はちょっとイメージと違うような気も?デュエットと言っても二人が交互に歌うのではなく、1番を桑田さん2番を奥田さんが歌い、最後はハモるという構成。
テーマがテーマだけに重くなってしまうが、美しい曲。ここでいう「光の世界」とは光が燦々と降り注ぐ明るい世界ではなく、暗闇の中で遠く見えるひと筋の光に希望をつなぐ世界のようだ。