LET IT BOOGIE/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

LET IT BOOGIE

アップテンポなロックンロール。若さに任せた勢いという点ではこれほどの曲はあまり見当たらない。この時期のライブではたいそう盛り上がったのではないかと推測できる。

だがおそらくは1980年以降ライブでは演奏されていないのではないか?なぜだろう?

この辺の勢いは、後の♪いなせなロコモーション あたりにつながる系譜と言っていいと思う。

気分しだいで責めないで/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

気分しだいで責めないで

セカンドシングルとして先行発売された曲のバージョン違い。詳しくはシングルの項を参照していただいて、ここは省略。

eboshi-rock.hatenablog.com

アブダ・カ・ダブラ(TYPE 2)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

アブダ・カ・ダブラ(TYPE 2)

B面の1曲目。A面ラスト(5曲目)のTYPE 1から飛行機の離着陸のSEでつながる構成。当時はまだレコードだったので、A面が終わったらレコードをひっくり返してB面であらためて針を下ろして聴き始めるという作業が必要だったので、これを飛行機のSEでつなげてみるという演出か。

曲自体は1分40秒ほどと短くて1コーラスのみ。TYPE 1が2分50秒くらいなので、合わせて1曲分。わざわざ分けたのだろうか?

アルバムの中では、A面の♪思い過ごしも恋のうちからB面2曲目の♪気分しだいで責めないでにつながるいいアクセントにはなっている。

アブダ・カ・ダブラ(TYPE 1)/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

5. アブダ・カ・ダブラ(TYPE 1)/10ナンバーズからっと

このアルバムレコーディング当時、彼らがほんとに忙しかったんだろうなぁって感じさせる曲。メロディもいい、テンポもいい、決して駄作ではないこの曲にはなぜか3つのバージョンがある。

TYPE 1がこれ。TYPE 2はこれに続いて、「10ナンバーズからっと」B面の1曲目。TYPE 1と3はボーカルのテイクは同じようだけど、バックのアレンジがまったく違う。1はブラスセクションをフィーチャーしてよりデキシーランドジャズっぽい。

また1と2はA面の終わり→B面の始まりと連続していて(この時代はまだアナログレコードが主流だった!)曲としてもつながっているような構成。つまり1と2は合わせて1曲なのではないか?これは邪推だけど、レコーディングが締め切りに間に合わず、曲が足りないので1と2に分けたのでは?1の終わりには、この時点では未発表の♪青い空の心~No me, No more!のサビ部分♪あの子を感じさせてる~が挿入されている。この曲を収録するつもりが間に合わなかった?

この頃はなにしろ忙しくてレコーディングに集中できなかったらしいので・・・

そんな邪推をめぐらしてみるのも一興かも???

 

思い過ごしも恋のうち/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

4. 思い過ごしも恋のうち/10ナンバーズからっと

躍動感いっぱいの、アルバム前半の盛り上がりを演出する曲。スケールの大きいメロディで、当時のライブではラストの盛り上がりで演奏されていたのだとかまだこのころ(1979年)は自分はサザンのライブに行ったことがなかった。

この曲はサザン4曲目のシングル。まだ脈絡としては勝手にシンドバッドを引きずっているようなアレンジ。だけど桑田さんのソングライティングやアレンジの幅は確実に広がってきている。この曲は考えてみたらライブで聴いたことない?

この曲もシングルとアルバムでバージョンが違う。

ラチエン通りのシスター/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

3. ラチエン通りのシスター/10ナンバーズからっと

桑田さんお得意の8分3拍子のバラードラチエン通りとは桑田さんの故郷茅ヶ崎にあるのだということは数年前まで知らなかった。サザン通りとかからは少し離れているらしいけど。

真偽のほどはわからないけど、桑田さんの高校生当時に好きだった女のコがこのあたりに住んでいて、そのコのことを歌ったのだとか?ちょっとできすぎた話かな?

このアルバムには♪いとしのエリーが強烈な存在感を放っているのでちょっと陰に隠れた感じだけど、アルバムの中では重要な位置づけになっている佳曲。2004年だったか、応援団(ファンクラブ)限定のライブハウスでのイベントでおそらくは数十年ぶりに演奏され、シングル♪君こそスターだに収められてから再評価された。それ以来2008年の30周年記念ライブ(活動休止ライブ)でも、2013年の35周年復活ライブでも演奏され、発表当時よりもむしろ近年になって評価が高まっているのではないか?2013年には茅ヶ崎ライブも行われ、幸運にもそのライブを体験することができたけど、アコースティックセットで歌われるこの曲はリラックスしていて、大きな会場なのにアットホームなとてもいい雰囲気だった。

奥歯をくいしばれ/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

2. 奥歯をくいしばれ/10ナンバーズからっと

ファーストアルバムにはなかったタイプの曲だけど、この曲も今後増えてくるマイナー調のブルース・ロックの類型。

桑田さんのボーカルも、大森隆志のギターソロをはじめとしたバンドの演奏も、ファーストアルバムの時よりは明らかに進化を見せていて成長がしっかり感じられる。

曲のラストにはレゲエのパートがある。これは推測だけど、レゲエの曲を別に作ろうとしていて、結局仕上げられずにここへくっつけてメドレーみたいにしたのではないか?でもこのレゲエパートはファーストの♪レゲエに首ったけよりは明らかに進化している?

82年のライブでこの曲を聴いて、そのド迫力にびっくり。レコードやCDではその魅力を十分表現できているとは言い難い。2008年の横浜スタジアムでの30周年記念ライブ(無期限活動停止)で、前半のメドレーで超久しぶりにライブで聴くことができて超感動したのを覚えている。