Any Time At All/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

11. Any Time At All

一気にペースが変わって怒涛の盛り上げコーナー。ここでビートルズを持ってくるところがうれしい。バンド編成も違うけど、この曲は単なるビートルズのコピーではなくて、間奏などオリジナルよりも厚みのあるアレンジで楽しめる。

実際のライブでは、このあたりでリトルリチャードの「ジェニ・ジェニ」とか、他にも古いロックンロールをやって会場は大盛り上がりになっていったような記憶がうっすらと残ってる。

Just Once/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

10. Just Once

クインシー・ジョーンズの81年のヒットチューン。素晴らしいバラードの名曲で、桑田さんの熱唱もすごい。歌い終わったあと「やった・・・」という声も入っていて充実感がうかがえる。

このレコードの中でも聴きどころのひとつ。

ライブの構成としても、中盤に「Blues Power」で一度盛り上げたあとのバラード2曲をじっくり聴かせて、このあとから怒涛の盛り上げコーナーに突入という、サザンのライブと同じような構成になっている。

Just Like A Woman /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

9. Just Like A Woman

ボブ・ディラン66年の名曲。桑田さんがこの曲をカバーすることは多く、このレコードの他にもラジオ番組「やさしい夜遊び」の生歌とかでもやっていたように思う。

当時の自分にはボブ・ディランは正直よくわからなくて、この曲なんかもどこがいいのか?という感じだったけど、だんだん歳を重ねるにつれてそのシブさというか、良さがだんだんとわかるようになってきた。

またディランの影響はこの若いころより桑田さんも歳を重ねるにつれて、より強くなってきたような気がする。

Blues Medley ~ Blues Power/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

8. Blues Medley ~ Blues Power

ここからB面。

クラプトンの影響が色濃い、というかクラプトンのカバーと言ってもいいブルースのメドレー。この頃、こんなメドレーをサザンのライブでもやっていた。自分が参加した81年のライブでもクラプトンのメドレーをやっていた。

Blues Medleyと一括りにされているが、

“Worried Life Blues”“Rambling On My Mind”“Have You Ever Loved A Woman?”という、クラプトンが好んで取り上げた古いブルースと

“Blues Power”というクラプトンのオリジナルで構成されている。

これらの曲は実はクラプトンの「ジャスト・ワン・ナイト~エリック・クラプトン・ライブ・アット武道館」というアルバムに全部入っている。確か桑田さんはこの時の武道館ライブに原坊と行ったというようなことを聞いたことがある。桑田さんはクラプトンさんのことを「尊敬する人」と話していた。音楽だけでなく、生き様そのものに影響された、ということだろうか。

自分もクラプトンにハマったのは桑田さんの影響なので、このあたりの桑田さんとクラプトンの関係ってすごく興味がある。

ただブルースって当時はよくわからなくて正直あまり楽しめなかった。最近はクラプトンだけでなくさらにそのルーツの人たちも聴くようにはなったけど。

The Weight/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

7. The Weight

これはザ・バンドのデビューアルバム「Music From The Big Pink」に収録されている曲。確か70年か71年の曲だから、ここからは81年ごろのヒット曲ではない。確かほかのライブでもこの曲をやってた記憶があるので、相当好きなんだろう、ザ・バンド

自分も桑田さんの影響はものすごくあって、クラプトンやディランつながりでザ・バンドも少し聴いてみた。最近になって思うけど、「忘れじのレイドバック」あたりのちょっとカントリーっぽい感じとかは確かにザ・バンドの奏でる、ブルースやカントリーも要するに白人も黒人もない、ルーツミュージックをすべて飲み込んだ音楽性の影響をかなり感じるところがある。

話がそれたけど、こうしてこのアルバムから広がっていく音楽の奥深い世界っていいなぁと思う。

Slow Hand /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

6. Slow Hand

これも当時のヒット曲でポインターシスターズのナンバー。ミディアムテンポのセクシーな曲で自分も大好きな曲だった。

ライブでもレコードでもこのあたりはヒットチューンを並べていて、知ってた曲も多くて楽しめる。

ライブではこの辺りでホール&オーツの“Private Eyes”なんかもノリノリでやっていた。

Hearts/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

5. Hearts

これも80年か81年のマーティバリンのヒット曲。自分も確かアナログ盤のシングルレコードを持ってる。当時流行っていたAOR(Adult Oriented Rock)というポップで聴きやすいロック。

このあたり、桑田さんも当時の自分達と同じ目線で普通にヒット曲を楽しんでいたんだろう。

この稿のためにマーティバリンと桑田さんのを続けて聴いて初めて気づいた!桑田さんには珍しく、キーを下げて歌っている。