SOUTHERN ALL STARS ／サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

1990.01.13 9枚目のアルバム

サザンのアルバムとしてはKAMAKURA以来4年ぶりとなる新作。しかも前年の桑田さんのソロアルバム、新曲「みんなのうた」を引っさげての「大復活祭」での盛り上がりを受けてまさに満を持してのニューアルバム発表となった。

桑田さんのソロアルバムに続いて小林武史氏をアレンジャーに迎えている。

この頃（80年代後半）は世界情勢も、音楽制作手法も、サザン／桑田さんの活動も、そして我々音楽ファンの視聴形態も大きく変わっていた。ミュージックビデオが当たり前になり、レコードからCDへ。確かこの前年のシングル「みんなのうた」や「KEISUKE KUWATA」はレコードを買った記憶があるが、このアルバムからはCDだった。いや、レコードも買ったかな？桑田さんはこの時期、アルバムのレコーディングと併せて初の映画監督にも挑み、その活動領域を拡げようとしてた。

アルバムの制作期間も以前より長くかかるようになり、おそらくこのアルバムも89年中に出したかったのではないかと思うが、年を越えて90年1月という、これまでほとんど夏時期にアルバムを出していたサザンにしては珍しい時期の発売となった。