04. YOUNG LOVE~青春の終わりに
バンドサウンドにこだわったこのアルバムを象徴する曲。だからタイトルチューンに選ばれたのか?
一聴してわかるほどはっきりした初期のビートルズへのオマージュ。A Hard Day's Nightあたりの時代だろうか?イントロのギターの音、ハーモニカ、コーラス、まるでものまね。どれだけビートルズに似せてやろうかという苦心がよくわかって聴いていて楽しい。サビのコーラスのWoooo~というところなど、桑田さんのバックでジョンとポールが一つのマイクを共有してコーラスをつけている映像が思い浮かぶほど。
でも楽しそうな演奏とは逆に歌詞は「青春の終わりに」というサブタイトルの通り「破れた夢」みたいなテーマで痛切な思いがにじみ出ている。それも含めてのビートルズなのだろうか?
大好きな曲なのに、自分はまだ一度もライブで聴いたことがないのが痛恨。