思い出のスターダスト/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

02. 思い出のスターダスト

涙のアベニュー」以来の横浜ご当地ソング。この曲は特にタイトルの通り横浜の街はずれにある老舗のバー「Stardust」のことを歌っている。このお店は85年と2017年に2回訪れたことがあるけど、たぶん60年代くらいから内装とか変わってないんじゃないかと思うほど、いい感じの古いバーの雰囲気を保ち続けている。2017年にも活躍していたジュークボックスには50年代60年代のオールディーズやリズム&ブルースが並んでいた。サザンの曲も何だったかな・・・・確か何曲かあった。当時「匂艶The Night Club」のミュージックビデオ撮影でここがロケ地になっていた。85年当時にはその時の写真が飾られていた記憶がある。

曲調は8分の6拍子のリズム&ブルースで、「ごめんねチャーリー」「Big Star Blues」以来のソウルフルな女性コーラスグループ『EVE』をフィーチャーしている。綺麗なメロディ、ソウルフルな歌。本場のリズム&ブルースにもひけを取らない素晴らしい仕上がりになっている。個人的にも大好きな曲。

♪どこから聴こえるのJukebox 俺まかせならMy Girl なんて、テンプテーションズのMy Girlをジュークボックスで、という意味と、俺の女になれよ、という意味をかけているのか?なんか横浜だなぁって思うのは自分だけか?

それにしても、手のひらのスマホでほとんど大抵の曲が聴けてしまう現代においても、ジュークボックスで好きな曲を見つけて再生する時のワクワク感ってなんなんだろう?鮎川誠さんのJukeboxerという名曲もあるけど、あの箱の中には宇宙があるような気がする。

ライブでは、82年、83年のツアーでは演奏されていたけど、それ以来は(たぶん)ずっと演奏されていなくて、2008年横浜・日産スタジアムでの30周年ライブ(無期限活動休止)で、メドレーの中で演奏された。