ROCK AND ROLL HERO
13. ありがとう アルバム最後のこの曲だけは、アレンジが「桑田佳祐&THE BALDING COMPANY」ではなくて「桑田佳祐&原由子」となっている。 まるで小学校の頃に習う昭和初期の唱歌のような朴訥としたメロディ。ピアノと弦楽器のみの演奏。桑田さんと今回のバ…
12. 質量とエネルギーの等価性 ハードロックにヒップホップを掛け合わせたような挑戦的な曲。 ハードロックはサザンの前作「さくら」でも積極的に取り組んでいるが、トラディショナルなそれというよりは「さくら」ではレディオヘッドあたりの影響を受けてデ…
11. 夏の日の少年 シングルの稿をご覧ください。 このアルバムバージョンでは最後のサビの♪No No Noというパートだけメロディを少し変えて歌っていて、さりげない違いだけど、より新鮮で楽しめる。 eboshi-rock.hatenablog.com
10. どん底のブルース サザンの「私の世紀末カルテ」の続編のようなアコースティックな曲。これもニールヤングの影響か。 「世紀末カルテ」よりもっと暗くてまさに「どん底」を感じる。あの桑田さんの心の中にこのような闇があったのかと驚く。 またさらに驚…
09. 東京ジプシーローズ これはちょっと不思議な曲。他の曲のように「誰々の影響~」みたいなことが明確でないというか、自分にはよくわからない。 曲調は一筋縄でいかない感じで、ロックだけでなくジャズやいろんな要素が入り混じっている感じか。また歌詞…
08. JAIL〜奇妙な果実 ギターのリフ一本やりみたいなハードロック。桑田さんご本人によると、確かこれはレッドツェッペリンだと言ってたような。レッドツェッペリンってもっとハードでヘビーなイメージかと思ったが、こういうリフやギターソロがジミー・ペイ…
07. 東京 シングルの稿をご参照ください。 eboshi-rock.hatenablog.com
06. 地下室のメロディ 前の曲から続くこのあたりはまるでライブレコーディングのよう。このあたりがこのバンドの真骨頂だろうか? この曲はギターとかオルガンの絡みがドアーズあたりを想起させる。なんとなく暗くて不健康なロック?のイメージ。「地下室で…
05. BLUE MONDAY 新しいこのバンドが一番いきいきとしている曲。何年もたった頃、2012年頃だろうか、斎藤誠さんが、桑田さんの曲で好きな曲としてこの曲を挙げていた。「演奏していて楽しい」のだとか。 たぶん一発どりに近い形で、スタジオレコーディングと…
04. 影法師 これまたモロにジョン・レノンが乗り移ったような曲。歌いだしのシャウトなど「MOTHER」のような強いインパクトがある。また間奏のギターソロなどもビートルズ後期のジョンの曲みたい。 メロディはあまりにも美しく悲しげで、イメージの世界に漂…
03. 或る日路上で 路上での無礼なねえちゃんとの交通事故をめぐるトラブルをユーモラスに歌った曲。 映像が目に浮かんでくるようで楽しい。 ♪奥の細道はtraffic jam ♪僕の来た道はパニックじゃん! と案を踏むサビもユーモラス。 この曲についてはこんなとこ…
02. ROCK AND ROLL HERO アルバムタイトル曲は痛快なロックンロール! 桑田さんご本人によると、これは1970年代初頭に活躍したマーク・ボラン率いる「T.Rex」なんかを意識しているとのこと。個人的には、その流れで後年サザンの名曲「ロックンロール・スーパ…
01. HOLD ON(It’s alright) ボブ・ディランとジョン・レノンが一体化したようなロック。 ディランのように世の中を歌い、レノンのようにシャウトする。 桑田さんが社会を見つめる目は鋭くいつものように風刺も込めて世間のさまざまな事象をとりあげているが…