2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

愛撫と殺意の交差点/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

11. 愛撫と殺意の交差点 この曲も社会派桑田佳祐で、政治、経済、環境、教育、マスコミ、芸能界など幅広い分野に対して批判の目を向ける。 Baby please don’t do what we have done. というメッセージは耳が痛い。 曲調は何と表現していいかよくわからない変…

悲しい気持ち〜Just A Man In Love /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

10. 悲しい気持ち〜Just A Man In Love シングルの稿をご参照ください。 eboshi-rock.hatenablog.com

遠い街角〜The Wanderin’ Street/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

09. 遠い街角〜The Wanderin’ Street この曲を初めて聴いた頃「日本のポールマッカートニーだ!」と感じたのを覚えている。なんとも言えない美しい曲。郷愁を誘うメロディラインに見事にマッチする歌詞。♪ティティティティ…というフレーズなんかは、ポールが…

Blue 〜こんな夜には踊れない/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

08. Blue 〜こんな夜には踊れない お得意のブラックコンテンポラリーミュージック。KUWATA BAND の名曲「スキップビート」以来すっかりこういう曲は得意分野となった感がある。しかし自分の友人が当時この曲を聴いて「寺尾聡みたいやな」と言ったのがどうも…

Big Blonde Boy /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

07. Big Blonde Boy タイトルのboyとはダリルホールのことだろう。このアルバム制作前に渡米して”She’s A Big Teaser”と”Lady Luck”の2曲を共にレコーディングしたホール&オーツのことを歌っている。 曲調は彼らを意識したファンキーなもので、Bメロのファ…

いつか何処かで〜I Feel The Echo /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

06. いつか何処かで〜I Feel The Echo シングルの稿をご参照ください。 eboshi-rock.hatenablog.com

ハートに無礼美人/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

05. ハートに無礼美人 ウッドベースみたいなイントロで始まりビッグバンドみたいなブラス。跳ねるようなリズムのジャンプナンバー。 推測だけど、ポップさを失わないジャズ、そしてスピード感みたいなものを実現するために小林武史さんと二人でかなりの苦心…

DEAR BOY/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

04. DEAR BOY ウクレレをフィーチャーした、やや地味な印象のバラード。でもこれがまたシブいというか、決して軽視できる曲ではない。 タイトルの通り、桑田さん自身の2人の男の子たちを歌っている。ジョン・レノンに“Beautiful Boy”という曲があるが、この…

路傍の家にて/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

03. 路傍の家にて これまたテンポのいい軽妙なポップソング。これもそれほど注目を集める曲ではないが、メロディへ歌詞を載せる方法に工夫が見られ、桑田さんでないとできないんじゃないかと感じさせる曲。曲の軽快さにうまくリンクするように日本語の歌詞が…

今でも君を愛してる/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

02. 今でも君を愛してる この頃はまだ珍しかった一人多重録音による山下達郎ばりのコーラスをフィーチャーしたバラード。これがまたうまくいっていて、透明感のある素晴らしいアレンジとなっている。もっと注目されていい隠れた名曲と言っていい。 2012年の…

KEISUKE KUWATA /サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

KEISUKE KUWATA 1988.07.05 桑田佳祐ソロアルバム 考えてみたら、サザン活動再開のシングル「みんなのうた」よりこちらの方が発売はあとだった。 記念すべき桑田さんのファーストソロアルバム。今聴いてもとても30年前のアルバムとは思えないほど瑞々しい曲…

悲しみのプリズナー/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

01. 悲しみのプリズナー 何度も書くけど、この頃の桑田さんはスティングを意識していた。この曲は、個人的にスティングのセカンド・ソロアルバム“Nothing Like The Sun”(87年発表)の1曲目“Lazarus Heart”の影響を受けてると思う。 曲調はちょっと陰影があ…

おいしいね〜傑作物語/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

おいしいね〜傑作物語 シングル「みんなのうた」B面 これもちょっとスティングの影響が感じられる、サックスをフィーチャーしたややストイックなロック。 歌詞は「ビッグスターブルース」以来時々取り上げる、ショービジネス界を皮肉るような内容。 注目され…

みんなのうた/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

みんなのうた 1988.06.25 24枚目のシングル サザンのデビュー10周年。85年のKAMAKURA以来約3年ぶりのサザン活動再開を高らかに宣言するシングル。 この曲については、言いたいことがたくさんありすぎるようにも思うし、改めて言うことはほとんどないようにも…

LADY LUCK/サザン40周年記念勝手に全曲レビュー

LADY LUCK シングル「いつか何処かで」B面 これもホール&オーツがコーラスで参加。こちらはより二人のハーモニーを強くフィーチャーしたアダルトオリエンテッドなソウル。